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30年で4倍! 若い女性に増えている“痛風”

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提供:週刊実話

 最近、若い女性の間で“痛風”が流行している。明け方、突然足の親指に激痛が走り、びっくりして病院に駆け込けこんで発覚するケースもあるという。

 痛風といえばビールを飲み過ぎた中高年の男性が苦しむイメージが強いが、一体何が変わってきたのだろうか。

 厚生労働省の国民生活基礎調査によれば、痛風の通院患者は毎年増加を続けており、1998年には59万人だったが2016年にはほぼ倍増となる110.5万人にも上った。特に女性患者は、この30年で4倍にも増加しているという。

 「痛風の発症は、かつては50代がピークでしたが、近年は30代に移りつつあります。特に若い女性はダイエットや低体重、ストレスや過度な運動により女性ホルモンの分泌が低下しています。そのため、尿酸の排泄も低下し、痛風になりやすくなります。また、食生活の変化で、プリン体を多く含む動物性食品の摂取も増えてきているため、若いからといって安心していると、ある日、激痛に苦しむことになります。プリン体を取りすぎると尿酸値が上がって痛風のリスクを高めることは、今では広く知られるようになりました。普段、血圧や血糖値、尿酸値などを気にしたことのない人は、健康管理のため一度、医師の診察を受けた方が安心でしょう」(医療系ジャーナリスト)

 では、痛風にならないためにはどうしたらいいのだろうか。尿酸値を上げないために、以下の点を注意するといいだろう。
《アルコールを控える》
 アルコールは尿酸値を増加させる。ビール好きの人は特に注意。
《プリン体の摂取を控える》
 プリン体は、ビール、レバー、海老、白子、イワシなどに多く含まれている。これらの食物は過剰摂取しないように心掛けよう。
《仕事でストレスを溜めない》
 ストレスが溜まるとホルモンも乱れがちになる。仕事に追われている人は、ストレス発散してリフレッシュすることで、気分転換をはかると良い。

 アルコール飲料の中には“プリン体ゼロ”の商品もあるが、アルコール自体が尿酸値を上昇させるので、必ずしも大丈夫ではないということも覚えておこう。

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