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TPPで大ピンチ 軽自動車は「いつ買うか? 今でしょ!」ガイド(2)

 続いて、軽自動車では初という衝突回避支援システム“スマートアシスト”を搭載したのがダイハツの『ムーヴ』。この機能は、前車との衝突の危険が高まると警告音を発し、ドライバーに注意を促す。それ以上に接近すると、自動でブレーキがかかるという仕組み。こうなると、もはや普通乗用車を超えた装備の充実度といえよう。

 また、昨年8月に販売終了したダイハツ『コペン』は、電動油圧ポンプの開閉式ルーフを備えた2人乗りオープンカーで、中古市場ではいまだに高い人気を誇っている。都内に住むHさん(52)は、3年前に新車で購入し、すでに6万kmを走行したという。
 「都心部に住んでいるので、車はちょっとした買い物と趣味のドライブ用です。自動で屋根が開くので、気軽にオープンドライブが楽しめて満足していますね。私にとって車は趣味としての要素が強いのですが、なかなか高級車は買えません。軽ならばランニングコストが安いので負担も少なく、気兼ねなく乗れるのがいいですね。できれば10万km以上を目指して乗って行きたいです」
 荷台や荷室の広さなど、ともすれば実用性ばかりに目が行ってしまう軽だが、こんな楽しみ方もあるのだ。

◇どんどん競合させて値引きを成功させよう!
 軽の良さがわかったところで、いざディーラーへ。最近の軽は質感も走りもグレードアップしているが、新車価格もそれなりに高くなっているのも事実。いくらランニングコストが安くても、買うときはできるだけ安く買いたいもの。そこで必要なのが競合車、姉妹車を競わせることだ。
 競合車とは他社の似たような車、姉妹車とは外見、内装などが若干違うが、エンジンや構造などは同じという車でOEMともいう。例えば、前出のスマートアシストを搭載したダイハツ『ムーヴ』には、中身が一緒でメーカー違いのスバル『ステラ』がある。
 「室内の広さに惹かれ、ホンダの『N BOX』に決めました。ところがかなりの人気で値引きはゼロか、しても5万円と言われました。そこで、ライバル車であるダイハツの『タント』を引き合いに出し再交渉。また同じホンダでも、地域の違うディーラーで別々に見積もりを取り競合させた結果、最終的に10万円の値引きをゲットしました! もともと車自体あまり詳しくないので、セールスマンのトークを鵜呑みにしてしまいがちでしたが、色々調べてから交渉に臨んだ方が絶対にお得ですね」(48歳・会社員)

 軽自動車といえば女性が乗る車、荷物を運ぶ商用車といったイメージが強かったが、それも今となっては昔のこと。近年はメーカーが一番に力を入れていて、魅力的な車種が続々発売されている。
 20代女性の車に対する意識調査では「恋人が軽自動車に乗っているのはアリだと思いますか?」との質問に、76%の人が「アリだと思う」と回答したという。(ダイハツ調べ)
 おしゃれでエコな軽自動車。買い替えの第一候補として考えてみてはいかがだろうか。

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