「日韓は今月、1998年の共同宣言から20周年を迎えますが、韓国はまた歴史認識問題を持ち出し、祝い事に水を差した格好です。防衛省が観艦式への海上自衛隊派遣を見送ったのは、韓国側が求める自衛艦旗『旭日旗』の掲揚自粛という無理筋の要求など、到底受け入れることができないからに他なりません。国内法や国際法に反する一方的な注文を飲めば、国際社会での日本の信頼失墜にもつながりかねませんからね。自衛艦旗は旧日本軍の旭日旗と同じデザインで、韓国では軍国主義の象徴とされ、国内での使用を禁止する改正法案が国会に提出される事態となっています。一連の反日法案の一環ですよ」(外務省関係者)
国連海洋法条約は、国籍と軍隊に属することを示す「外部標識」を掲げなければならないと規定している。自衛艦旗の掲揚は自衛隊法でも義務付けられており、韓国の要求は“非常識”でしかない。
「韓国の言い分は、旭日旗が『戦犯旗であるからだ』なのですが、世界のすべての海軍は軍艦旗(Naval Ensign)を国家の主権を象徴するものとして互いに認め合い、敬意をもって尊重しています。第2次世界大戦における戦勝国側の米英両海軍は、旧帝国海軍が軍艦旗として掲げ、現在は海上自衛隊が継承している旭日旗を最大の敬意をもって遇しているのです。旭日旗が日露戦争において、東郷平八郎元帥が旗艦『三笠』にZ旗とともに戦闘旗として掲げた栄光の旗であることをよく承知しているからです」(軍事ジャーナリスト)
日本と戦争をしたわけでもない韓国が自らを「戦勝国」と言い、旭日旗を「戦犯旗」と言い張るのは笑止ですらある。
「オーストリアはナチスドイツと一蓮托生であったことを認めていますが、当時の韓国・北朝鮮は、国際的にも認証されていた『敗戦国・日本』そのものでした。少しはオーストリアを見倣ったらどうか」(同・ジャーナリスト)
旭日旗を戦犯旗だと主張しているのは、自らの無知に気付いていないと世界に示したのと同じだ。