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トランプ政権の“自国ファースト”が中国の海洋進出をアシストしている!

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提供:週刊実話

 米国が中国の南シナ海や東シナ海における軍事的拡大をアシストしているという。どいうことか…。

 「大統領再選が悲願であるトランプ政権は、米国世論は米国本土に火の粉が降らない限り、東アジアの安全保障などに関心を持たないと読んでいます。ですから北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射したり、中国が南・東シナ海でどんなに傍若無人に振る舞っても問題視しないのです。このような米国の基本姿勢が、中国が推し進めている海洋軍事戦略に有利に働いていることは否めません」(国際ジャーナリスト)

 ところが米国のシンクタンクは、このようなトランプ政権に警鐘を鳴らしている。

 「間もなく中国は『075型強襲揚陸艦』を進水させるとみられます。現在、強襲揚陸艦を運用しているのは、米・仏・豪・韓にエジプト、スペインの各海軍だけです。中国の『075型』は、世界最強といわれる米海軍のワスプ級強襲揚陸艦に匹敵する満載4万トンクラスの巨艦になる可能性が高いのです。ちなみに強襲揚陸艦とは、上陸部隊とその装備(戦車など装甲車両)、航空機(各種ヘリコプターやSVTOL戦闘機など)、上陸用の小型舟艇やホバークラフト、水陸両用装甲車両などを積載することができる水上戦闘艦のことです」(軍事アナリスト)

 では、中国は水陸両用戦力を何に使うのか?

 「台湾侵攻が究極の目標でしょうが、現在の台湾軍は強力な地対艦ミサイル戦力を配備しているため、水上艦艇は簡単に接近することができません。むやみに血を流すより、親中政権を樹立する方が手っ取り早い。ですから当面は、対艦・対空攻撃能力を持たない島嶼や海岸線に、海軍陸戦隊を迅速に送り込む作戦遂行のための運用を考えているのでしょう。具体的には、南シナ海の西沙諸島や南沙諸島の人工島海洋基地群に米軍が侵攻した場合の奪還作戦。あるいは対尖閣諸島ですね」(同・アナリスト)

 つまり、日本が韓国にケンカを吹っかけられ、それに振り回されている間に、中国海軍は尖閣を奪取する戦力を着実に強化していると言えるのだ。

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