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牛丼“食べすぎ”強盗逃走中、追跡捜査の手掛かりは食欲!?

 食欲の秋。メタボ腹が気になるサラリーマンもついつい食べすぎてしまいがちだが、兵庫県神戸市内の大手牛丼チェーン店「吉野家」で食べすぎにもほどがある強盗が出現した。約2時間で食いも食ったり計10品。同県警灘署はビデオ画像を公開し、逃走した男の行方を追っている。最大の手掛かりはその食欲だ。

 灘署によると、牛丼食べすぎ強盗がその本性を現したのは19日午後10時25分ごろ。神戸市灘区味泥町の国道沿いショッピングセンターに入居する牛丼店「吉野家」フェニックスプラザ摩耶店で、牛丼特盛り2杯をはじめ計10品を食べた客の男が男性アルバイト店員(20)の首に棒状のものを突き付けて「金を出せ」と脅し、レジの現金約8万円を奪って逃走した。
 犯行に及ぶ前、男は約2時間にわたり食べまくった。入店したのは午後8時半ごろの夕食どき。「客が引けるのを待っていたようだ」と捜査関係者。おしんことみそ汁が付く牛丼特盛りBセット(750円)を2つにカルビ焼定食(580円)も2つ、豚生姜焼定食(500円)と主食だけで5人分。サイドメニューもポテトサラダ2つとごぼうサラダ(いずれも120円)、生玉子(50円)、キムチ(90円)と頼みすぎ。酒は飲まなかったが、コーラ2杯とウーロン茶、オレンジジュース(各100円)を飲みほした。しめて計10品4060円也。ギャル曽根だって普段はこれほど食べないだろう。

 捜査関係者は「まあよく食べているね。店員がレジを打ちかけたときにカウンターの切れ目から侵入し、棒状のもので脅しながら札を自分のポケットに入れさせ、『小銭も入れんかい!』とすごんでいる。店員の死角に突き付けられた棒の先は丸みがかって箸のようでもあったが、本気モードでやっている」と話す。
 灘署によると、男は30〜40歳ぐらいで身長約170センチのがっちりした体格。「白い長そでシャツに黒いズボン、頭髪はバッサバサの黒髪だった」(同関係者)という。
 国道沿い店舗で逃走ルートや車両使用の有無も確認できていないため、聞き込み捜査は難航しそう。しかし、この大食いっぷりだけは隠しようもないはずで最大の手掛かりになりそうだ。
 牛丼チェーン店を狙った強盗事件では、9月24日未明に東京都福生市の「すき家」の裏口から侵入した男が従業員にナイフを突き付け、売上金約200万円を奪って逃走中。6月30日未明には神奈川県厚木市の「吉野家」で牛丼特盛りとみそ汁(計680円)を食べていた無職男(31)が従業員を包丁で脅して約9万円を奪って逃げたが、翌日にはパチンコですべてスッたとして出頭、逮捕されている。

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