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ナイトワークのオンナたち・第5回・キャバ嬢=下ネタOKとは限らない!?

 12年前のキャバ嬢で、現在はキャバ嬢研究家の菊池美佳子です。今週も、前回に引き続き、千歳烏山のイチャキャバ「ラブラブピーチーズ」よりお届けします。

 仕事関係の名刺交換は多かれ少なかれ緊張を伴いますが、キャバ嬢さんとの名刺交換って、心が浮き立つものですよね。「ヨロシクお願いします」と、丁寧に名刺を差し出してくれたのは、りんちゃん(20代前半)。「しっかりしたコだなぁ〜」と思い、昼間のお仕事を聞いてみたところ、受付嬢をやっているのだそう。12年前は、キャバ嬢が本職というコの割合が圧倒的多数だったのですが、最近のキャバ嬢さんは、別にお仕事をしているという頑張り屋さんが多いようですね。

 りんちゃんがキャバ嬢になった理由は、「寂しかったから」と、これまた男心をくすぐる回答。寂しいと言われると、つい鼻の下が伸びてしまいがちですが、りんちゃんの場合は「女友達が欲しくて」とのこと。りんちゃんは地方出身で、東京から出てきたばかりの頃は、こっちに女の子の知り合いがいなかったのだそう。そう、キャバクラというと、ドラマなどの影響で「女の子同士、派閥とかあって仲が悪いのかな?」というイメージもあるかもしれませんが、意外と仲良くしているものです。

 仲良くなる場は、やはり待機席ですね。待機席というのは、読んで字の如く、お客さんのテーブルについていない時間帯にキャバ嬢さんたちが待機する席のこと。たいていは、お客さん用として設けられている客席の一角を、待機席にしていることが多いですね。週末などでお店が混んでくると、そのテーブルもお客さん用に使うので、待機中のキャバ嬢さんは通路に立って待機することもあります。「立ってるの疲れるよね」「じゃあ、指名してもらいなよ」と、ボーイさんにはっぱをかけられることもあるのですが、気になるのは、やっぱり女の子同士の会話ですよね。

 厳しいキャバクラの場合は、待機席での私語が禁止されている場合もあります。そういった例外を除いては、待機席はけっこう賑やかなものですよ。昨日観たドラマの話題だったり、ファッションやコスメの情報交換をしたり、OLさんの休憩時間と、さほど変わりないのかもしれません。ですので、OLさん同様に、エロトークに花が咲くこともありますよ。

 私が現役の頃は、あまりにもヒマで、待機席の女の子みんなで「下ネタ限定しりとり」をしたこともありました。皆、かなりノリノリだったのですが、中には、「え〜、言えないよ」って女の子もいるんですよね。私自身が、お客さんのテーブルでも下ネタで盛り上げるタイプだったので、トーゼン(!?)自分以外も皆、下ネタの伝道師かと思いきや、キャバ嬢=下ネタも平気、とは限らないようです。ですので、キャバ嬢さんに下ネタを投げかけた際、恥ずかしがっている場合は、決してブリッコしているのではなく、ホントに照れ屋さんだったりするので、あまり無理強いしないであげてくださいね。(菊池 美佳子)

協力:千歳烏山ラブラブピーチーズ
http://www.k-peaches.com/pc/index.html

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