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ジャニーズ史上最大のキャラドル

 今月17日に『背中越しのチャンス』をリリースする、亀と山P。KAT-TUNとしては活動休止中の亀梨和也が、主演ドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)で共演中の山下智久と結成する新デュオだ。『野ブタ。をプロデュース』(同局)で誕生した修二と彰以来、およそ12年ぶりとなるだけに、期待は大きい。

 修二と彰の『青春アミーゴ』は162万枚以上を売り上げ、ジャニーズの越境ユニットソング歴代トップ。グループ首位は、出荷枚数300万枚を超えたSMAPの『世界に一つだけの花』だが、2位と3位のKinKi Kidsに続き、修二と彰は歴代4位につけている。では、ほかに、別キャラでミリオンヒットを生みだしたジャニーズタレントはいるのか。慎吾ママだ。

 SMAP時代の香取慎吾にとって、最大の“キャラドル”となった慎吾ママ。これは、00年の『サタ☆スマ』(フジテレビ系)から誕生した女装のママで、同年にデビューシングル『慎吾ママのおはロック』をリリース。すると、オリコンのヒットチャートランキングでトップに輝き、累計出荷枚数は130万枚を突破。同年デビューアーティストでも、トップになった。合言葉の「おっはー」は、同年の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞。ジャニーズの女装キャラでミリオンヒットになったのは、慎吾ママだけである。

 ちなみに香取は、SMAP時代に音松くんの名義でパロディソング『スマイル戦士 音レンジャー』をリリース(92年)。主演映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』へ出演時は、主題歌『HATTORI3(参上)』をリリース(04年)。09年には、連ドラ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)で主役の両津勘吉を熱演すると同時に、両さん名義で主題歌『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を歌っている。ママ、忍者、警察官と“キャラ音”を満喫した唯一の現役ジャニーズだ。

 今クールでは、移動した“土10”で、ミリオンコンビを復活させた亀梨&山下に視線が集まりがち。だが、その陰に隠れてひっそりキャラソロデビューをはたしていたのは、KAT-TUNの中丸雄一。主演ドラマ『マッサージ探偵ジョー』(テレビ東京系)のエンディング曲『お疲れサンクス』が、4月8日深夜から楽曲配信されている。インド調のコミカルソング。CD発売の予定はなく、ドラマも土曜深夜にひっそり放映されている。

 このコンビ格差も“愛されキャラ”中丸らしいか…。

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