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【雅道のサブカル見聞録】AKB48の影響でパンツ市場が熱くなる!?

 今月AKB48の2013年カレンダーの購入特典の一つとして“神パンツ”なるAKBオフィシャルパンツがつくことで話題となっていたが、このパンツの特典、成人男性ならば似たようなものをよくコンビニなどのアダルト雑誌コーナーで見ているのではないだろうか。
 
 アダルト雑誌業界では、毎月どこかの出版社が大体800円前後のパンツ付きアダルト雑誌を出版しおり、最近はパンツ以外にもスク水やブルマなどがつくことも珍しくない。パンツ付き雑誌を扱っているアダルト出版社の編集に聞いたところ、やはり、パンツが付くと売り上げが高くなる確率が高いという。男性が普段の生活であまりまじまじと見ることの少ないパンツ。そのパンツをじっくり見たり触ったり妄想力を高められることが人気の秘訣なのだろうか。最近はこの繊維系付録の特典は、成人向け以外の雑誌でもブームの兆しがあり、ゲームやアニメの情報を扱うオタク向け雑誌が、特典として付けるようになり、一部人気のものは発売直後に売り切れ、プレミヤがついている雑誌すらある。今回のAKB神パンツはいよいよこの流れがアイドル業界にも来たということを示しているだろう。

 パンツなどの繊維系付録の殆どは、出版社の依頼を受け、日本の仲介業者が中国の繊維業者に製作を依頼し、買い取っているという。最近では、あまりに日本から下着の注文が多いので、日本の付録用に細かくデザインも決められるシステムも出来上がっているとのこと。AKBのパンツ特典も“神パンツ”というくらいだから当然デザインの注文は細かいものになっているはず。ファンは期待していいだろう。パンツはコスト面、技術面の両方で優良な付録といえる。

 AKBの神パンツで更に繊維系付録に勢がつけば、オタ向け雑誌でもこの流れが加速。フィギュアなどのオマケのかわりに、作品キャラの公式パンツやスク水、キャラクタープリントパンツなどの繊維系オマケが爆発的に増える可能性もある。恥かしくて買えない人が多くなりそうな気がしないでもないが、オタ系ショップも増えたことだし、ネット通販もあるので、そこまで気にする人も少ないだろう。ノリ重視の最近のオタ業界には持ってこいの付録ではないだろうか。(斎藤雅道)

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