芸能ニュース 2021年08月12日 16時00分
人気シンガーに「何フェチですか?」大物女優にもギリギリ質問、テレ東『紙とさまぁ~ず』が好評なワケ
テレビ東京系で6月から放送が始まった深夜番組『紙とさまぁ~ず』(毎週月曜深夜0時)が、お笑いファンの間で好評だという。 『紙とさまぁ~ず』の内容は単純明解。誰もが知っている有名人にアンケートを答えて貰い、そのアンケート結果に対し、さまぁ~ずがリアクションするというもの。画期的なのは、そのアンケートに答えた芸能人はスタジオに「来ない」ことであり、スタジオにはアンケート用紙とアシスタントの竹崎由佳アナウンサー、さまぁ~ずしかいない、『紙とさまぁ~ず』というタイトル通りの内容となっている。 芸能人本人がスタジオには来ないため、アンケートをお願いする相手は深夜番組とは思えない豪華なタレントが用意される。例えば、第1回と2回は女優の米倉涼子、3回と4回は歌手のあいみょん、5回と6回は女優の有村架純と、どれも一線級の芸能人ばかり。また、質問の内容はさまぁ~ずが考えており、彼ららしいシュールで意地悪な質問が飛び出すのも魅力である。 例えば、あいみょんに対して「鉄板ステーキが出てきたらどう食べるか」「車の助手席に座った時はどこを見てるか」など割と王道な質問が飛び出た一方、(ちなみに、あいみょんはステーキは「一口大に切って食べる」、助手席は「外を見る」)さらに「何フェチですか?」とギリギリの質問した際には「股関節の筋」「ハンコ注射の跡」と斜め上の回答が飛び出し、スタジオが爆笑に包まれるといったハプニングがあった。また、7月26日に放送された有村の回では「朝はどんな起き方をしているか」「湯舟のお湯は何度設定にしてるか」という女優のプライベートをのぞき見するかのような際どい質問も飛び出した(ちなみに、有村の回答は「起きる時間の10分前にアラームをかけて5分後スヌーズ設定で起きる」「夏40度、冬44度」であった)。 一流芸能人の珍回答も番組の魅力だが、一番好評なのが「さまぁ~ずらしい」番組であったことだという。さまぁ~ずと言えば、その独特の視点や世界観が強く支持されており、なまじアンケートに答えた本人がいないため、さまぁ~ず2人だけのトークに発展するなどかなり自由な空間となっている。 そのためネットでは、深夜番組ゆえ反響は多くないものの、「さまぁ~ずらしさが良く出ている」「余計なことはせず、さまぁ~ずのトークだけを見せてくれる良番組」と上々のようである。 最少人数で収録するコロナ禍だからこそ生まれた番組と言えるが、極限にまで絞ったそのコンセプトは今の時代に求められていたのかもしれない。惜しまれるのが全12回と期間限定の番組であることが既に告知されていることだが、反響次第では続編の放送も期待できそうだ。