石井一成
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スポーツ 2023年06月26日 20時30分
レギュラー降格危機の日本ハム石井、悪送球の原因はメンタル? 球界OBが問題点指摘「保守的になってる」
野球解説者・岩本勉氏(元日本ハム)が25日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。日本ハムのプロ7年目・29歳の石井一成にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で岩本氏は同日に行われ、日本ハムが「5-6」で敗れたロッテ戦について複数選手の名を挙げながら解説。その中で、試合終盤に致命的ミスを犯した石井に苦言を呈した。 岩本氏が問題視したのは、「3-3」と両チーム同点の7回裏1死三塁でのこと。前進守備を敷いていた二塁手の石井は、打席の安田尚憲が放ったゴロをほぼ真正面で捕球すると、すかさず本塁に送球。ところが、手元が狂ったのか捕手・A.マルティネスの頭上を大きく越える悪送球となり、三走・和田康士朗は悠々と本塁に生還した。 >>日本ハム、中日で燻る郡司をトレード獲得したワケ 「使い方雑過ぎ」成立直前の不可解起用にも影響?<< 石井は前日24日にも9回表無死二、三塁の場面で2度スクイズに失敗し勝ち越し機をつぶすミスを犯しているが、岩本氏は「何かそれも引きずってなのか打席で、走塁で、守備でも保守的になってしまっている石井一成を感じてしまった」と、前日のミスを一夜明けても引きずっていたように見えたと指摘した。 石井は堅実な守備やシュアな打撃が持ち味の内野手で6月中旬ごろから出場機会を増やしているが、岩本氏は今回の悪送球に「プレー自体に消極的な姿があれば魅力はものすごく欠ける」と、ミスを恐れて持ち味を失っているようでは使う価値は低いと苦言を呈した。 その上で同氏は「あの7回裏の場面で『自分のところに内野ゴロ飛んで来たら絶対にホームでアウトにとろう』という心の準備があったかどうかというのを、もう一度自分に自問自答してほしい」、「その準備があれば、あのプレーはもっともっと際どいクロスプレーになったんじゃないか。あの暴投も生まれなかったんじゃないか」と石井にアドバイス。自分に打球が飛んでくることを前提に、捕球から送球までのイメージをあらかじめ固めておくことでミスは減らせるという考えのようだ。 岩本氏の発言を受け、ネット上には「確かにミス怖がって動きが固い感じはした」、「打撃はそこそこ状態いい(直近3試合は打率.385)だけにもったいない」、「積極性を持てないような選手は首脳陣としても使いにくいだろうな」、「新庄監督も結構怒ってるみたいだし踏ん張りどころだな」といった同調の声が寄せられた。 25日試合後の報道によると、新庄監督はミスを犯した石井について「緊張なのか、実力か。ああいうプレーをすると、レギュラーも離れていく」と、同様のプレーが続くなら立場を失うという旨をコメントしたという。見方によってはキャリアの岐路に立たされているともいえそうだが、石井は今後の試合で汚名返上のプレーを見せることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について岩本勉氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@iwamoto_tsutomuCH
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スポーツ 2022年03月03日 11時00分
日本ハム、新庄監督の采配ミスを若手が救う? “いわくつき”の外様選手にもブレークの兆しか
北海道日本ハムファイターズの未来は明るい。3月2日、東京ヤクルトとのオープン戦は「1対0」で新庄剛志監督が“辛勝”した。同試合で日本ハム打線の放ったヒットは、たった1本である。「守備力でなんとか守り抜いた一戦でした」(プロ野球解説者) 俊敏、かつ正確な外野手から内野手への送球、連携プレーが光った。新庄監督は昨秋キャンプから外野手に返球の高さも指示するなど、実戦を意識した“守備の意識改革”を唱えてきた。その成果だろう。 >>新庄監督「開幕戦ではど偉いことをする」プロ野球新時代のための目論見明かす 意外な交友関係も?<< 「9回2アウトの時点で、二遊間の守備を変えました。ショートの石井一成をセカンドに、セカンドの佐藤龍世をショートに入れ換えました。新庄監督はイニングの途中で選手を代えるんです。『代わった選手のところにボールが飛ぶのが野球の七不思議。その選手にアウトにしてもらって』と話していました」(前出・同) しかし、“ビッグボス・マジック”は、守備だけではない。スター選手も生み出そうとしている。 「吉田輝星が成長しました。9回表、満塁で一打逆転のピンチに立たされましたが、ゼロに抑えました。吉田が踏ん張れなかったら、『1安打勝利』はありませんでした」(地元メディア) 新庄監督が石井と佐藤の守備位置を入れ換えた時だった。 吉田は自分の交代が告げられたと思ったらしく、内野陣を見渡していた。「続投」を確認したものの、2者連続の四球を与えた。新庄監督のシフト交代よって「間」ができ、投球リズムを失ったのだ。 「吉田が打たれていたら、新庄監督のミスとなっていました。吉田の成長が新庄監督を救いました」(前出・プロ野球解説者) 新庄監督のもとでブレイクしそうな野手もいた。“1点”を挙げた佐藤と、田宮裕涼だ。佐藤は新庄監督が勧める脱力打法の「ペッパー」で器用な一面も見せてきた。 「チームにも馴染んでいるようですね」(前出・地元メディア) 佐藤は昨季途中、トレードでやってきた。彼にとっては思い出したくない話だが、古巣・西武時代、コロナ感染防止対策で不要不急の外出が禁止されていたのにチームメイトとゴルフに出掛け、スピード違反まで犯してしまった。猛省し、今日に至るが、元々は守備力にも定評のあったクリーンアップ候補である。 また、同試合でレフトを守った田宮だが、本来のポジションは「捕手」だ。しかし、外野守備は“急造”とは思えないほど巧く、自身の頭上を超える打球もそつなくこなしていた。 「俊足なのでテストしてみよう、と。新庄監督が決めました」(球界関係者)昨季のファームデータを確認したが、外野手での出場記録はない。 蛇足になるが、田宮は“優しそうな表情をしたイケメン”で、「キャッチャーマスクをしないで試合に出たら?」と冗談も言われてきた。名前は「ゆあ」。今季、外野でレギュラーを獲るかもしれない。人気も出そうである。吉田はもちろんだが、佐藤、田宮の名前も覚えておいた方が良さそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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