芸能ニュース 2022年10月17日 23時00分
HKT48卒業発表の矢吹奈子「ドキッとするようなシーンも」後輩、運上弘菜が明かす 高橋克実初主演映画で共演
高橋克実の初主演映画『向田理髪店』(新宿ピカデリーほか全国公開中)の全国公開記念舞台あいさつが15日、都内で行われた。 >>全ての画像を見る<< 奥田英朗氏の同名小説を映画化した本作は、かつては炭鉱で栄えたが今は過疎の進む筑沢町で理髪店を営む親子を描く物語。壇上には高橋ほか、共演者の富田靖子、白洲迅、矢吹奈子(HKT48)、運上弘菜(HKT48)、本作のメガホンを取った森岡利行監督も登壇した。 高橋は本作で富田と夫婦役を演じる。高橋は以前から富田のファンであったと言い、富田との夫婦役が嬉しかったとのこと。「富田さんと商店街を歩くシーンがあるんですけど、そこが映画抜きにして、一ファンとしていい時間を過ごさせてもらいました」と照れ臭そうに振り返る。 二人の共演を横で見ていたという矢吹も「高橋さんと富田さんの台所でのシーンの掛け合いが面白くて。ちょっとほっこりするシーンでもありました。夫婦ってこういう感じなんだって思いました」と話すと、森岡監督も「台本には富田さんと何をするっていうことは書いていなかった。だから富田さんが奥さんならこんなことをするんだって。二人のシーンはそういう風に見てもらえれば」と紹介した。 運上は先輩である矢吹の演技が強く印象に残っていると言い、「先輩ですけど、矢吹さんの演技はドキッとするようなシーンもあるので注目してほしいなって思います」と呼びかける。また、同作の内容に絡め、それぞれの故郷についてのトークも行われ、高橋は自身にとっての故郷像について「この映画やっている時もそうですが、試写見た時も、まず最初に、自分の故郷の新潟の三条市を思い出しました。自分にとってのそこは高校までしかいませんでしたが、両親がパッと思い浮かぶようなすごく特別な場所です」と話す。 富田も「私は福岡の出身。福岡の景色を見ると、アルバムのように小さい頃の自分が蘇ります。故郷はアルバムのような存在です」とコメント。白洲も「あの頃に還れる場所」と高橋や富田に同調した。 矢吹はもともと東京出身だったが、小学生の頃、HKT48加入の際に福岡に移住。「第二の故郷が福岡。空港に着いた時のことを毎回思い出すんです。その景色を思い出すと家族のために頑張ろうって気持ちになります」としみじみとコメント。運上は北海道の地方の出身だったと言い、「昔はそこから出たいなって思っていたけど、今、帰るとホッとする場所。今回の映画のように思い出したくなるような場所です」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)