スポーツ 2021年05月30日 12時10分
「金がいいですう〜」発言の銀メダリスト田島選手の現在は? 女優転身後意外な道へ
今年に延期された東京オリンピックの開催を巡り、昨今さまざまな議論が巻き起こっているが、オリンピックが人々に感動を与えるのは事実だ。2000年に開催されたシドニーオリンピックに出場し、競泳女子400m個人メドレーで銀メダルを獲得した田島寧子氏も、スポーツを通じて我々に感動を与えてくれた一人だろう。 田島氏は、その年のオリンピックの日本人メダル第1号となったことで多くの注目を浴びたが、それ以上に、流行語にもなったメダル獲得後、「めっちゃ悔しい!金がいいですう〜」という名言を残したことも注目を浴びた理由であろう。しかし、次のアテネオリンピックへの期待が寄せられる最中、田島氏はシドニーオリンピックが開催された翌年に現役を引退している。田島氏は今、何をしているのだろうか。 「田島さんはシドニーオリンピック後、現役を引退するとともに、当時通っていた大学も中退して女優となることを発表しています。芸能界入りしてからはバラエティに多く出ていたイメージがありますが、NHKの連続テレビ小説『てるてる家族』など、ドラマ出演や映画への出演も果たしましたよ。ちなみに、芸能界入りした当時は現役引退を惜しむ声も多かったですが、田島さんは後のインタビューで、オリンピック選手として有名になったことで、夜中にいきなり知らない人から電話がかかってくるなどの嫌がらせに嫌気が差し、そのタイミングで芸能界入りの話があったため、新しい人生を歩んでみたいと思ったと明かしています。その後、芸能界は2007年に事実上引退しています」(芸能記者) 芸能界引退後は、会社員としての日々を選択したようだ。 「芸能界を引退した後は、人材サービスの会社で普通の会社員として働いています。営業やデータ整理をする部署など幅広い部署で実績を積んだそうで、社会人としても活躍したことがうかがえますね。今は結婚し、娘さんもいるようで、充実した日々を過ごしているようです」(前出・同) >>知念里奈、「芸能界のタブーを犯した」批判から再起 現在はミュージカルで成功を収める<< とは言え、今でもオリンピックメダリストとしてスポーツにも関わっている。 「田島さんは、JOCが主催するオリンピックの価値を学んだり、アスリートの構築を推進する活動にも参加し、現役アスリートらに向けた講演などを行っています。その講演の中で、田島さんはオリンピック選手の引退後のキャリアについて話すことがあったのですが、“現役時代は競技に集中しすぎて、引退後のことは考えていなかった”“アスリートとしての自分しか見ていないと、引退後にあれ?と戸惑う”と自身の貴重な経験から言えることを伝えています。ほかにも、学校などで元オリンピック選手として講義することもあるようです」(前出・同) メディアではすっかり見かけなくなった田島氏だが、今でも元オリンピック選手として活躍しているようだ。今年、オリンピックが開催を迎えれば、再び田島氏のことを思い出す人もいることだろう。