スポーツ 2021年01月25日 22時30分
「シンプルに、シャーレを掲げる」FC東京・長谷川監督、就任4年目へ闘志「残りのサッカー人生も少ない」森重は不退転の決意?
サッカー・J1のFC東京は25日に会見を行い、2021年シーズンの新体制を発表。長谷川健太監督、大金直樹社長、森重真人、東慶悟、安部柊斗、青木拓矢、渡邊凌磨、阿部伸行、大森理生、蓮川壮大ら10名が登壇した。 >>全ての画像を見る<< 2020年シーズンは「17勝11敗6分・勝ち点57・得失点差+5」でJ16位だったが、2021年1月4日に行われたルヴァンカップ決勝では柏レイソルを「2-1」で下し11年ぶり3度目の優勝を果たしたFC東京。長谷川健太監督の就任4年目となる今シーズンに向けては、阿部(←長野)、蓮川(←明治大)、大森(←FC東京U-18)、渡邊(←山形)、青木(←浦和)、レアンドロ(←鹿島)と6名の新戦力を獲得している。 大金社長は、「去年課題だったウィークのポジションを補強する、そして一年間通して戦えるチームを作っていく。それをコンセプトに2021年シーズンの編成を行いました。」とコメント。オフシーズンの補強の成果に自信を滲ませた。 大金社長に続き、レアンドロを除く5名の新加入選手が会見に登場。今シーズンの開幕戦で対戦する浦和レッズから加入した青木は「ちょっと早すぎましたね。できればもうちょっと先の方が良かった」と苦笑いしつつも、「浦和にはホームでもアウェーでも両方勝ちたいですね」と古巣への“恩返し”を誓った。 新加入選手のトークセッション終了後、森重、安部、東ら主力選手が登場。今シーズンプロ16年目、FC東京でのプレーは12年目となる33歳の森重は「残りのサッカー人生も少ないので…」と会場の笑いを誘いつつ、「去年はルヴァンを優勝して、ファンの皆さんに少し光を見せれたかなと思う」と、まずは昨シーズンのタイトル獲得を評価。その上で、「今シーズン1年間戦ってリーグタイトルを獲って、最後みんなで笑えたらいいなと思います」と、クラブの悲願であるJ1優勝へ闘志を見せた。 会見の最後には長谷川監督も登場し、「皆様にお話しできるのはシンプルに、シャーレを掲げるということだけです。それ以上のこともそれ以下のことも無く、今シーズンはリーグチャンピオンに向かって全身全霊戦って行きたいと思っています」と、就任4年目での悲願達成へ抱負を述べた。 チームは新体制発表と同日の25日から始動。26日~2月13日にかけ沖縄で春季キャンプを行った後、同月27日のJ1開幕戦・対浦和レッズ戦に臨む予定となっている。文 / 柴田雅人