渡辺久信
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スポーツ 2021年11月05日 17時00分
西武・渡辺GMの決断に「ブルペンがガタガタになる」批判も? タフネス助っ人の放出方針が物議、他球団ファンからは獲得待望論も
42年ぶりリーグ最下位に終わった今季からの巻き返しに向け、4日から本拠地・メットライフドームで秋季キャンプをスタートさせた西武。同日、渡辺久信球団GMが助っ人陣の総入れ替えを示唆したと複数メディアが報じた。 >>西武・松坂が引退前日練習で遊んでいた? 同僚との談笑で見せた大物ぶり、その裏にあった恩師の教えとは<< 今季の西武は助っ人5名を擁してシーズンを迎えたが、五輪中断中の7月末に来日8年目・35歳のメヒアが家族の問題を理由に退団。後半戦は同3年目・32歳のニール、同2年目・28歳のギャレット、同2年目・30歳のスパンジェンバーグ、同1年目・31歳のダーモディの4名体制となっていた。 ただ、報道によると渡辺GMはこの4名の処遇について「ちょっと厳しいかな。新たにというとこになっていくと思います」とコメント。今季限りで全員を退団とし、新助っ人を探していく方針を口にしたという。なお、5日午後3時時点では新助っ人獲得への目立った動きは特に伝えられていない。 渡辺GMの発言を受け、ネット上には「ニールもダーモディも防御率5点台だしクビは当然」、「スパンジェンバーグは左膝痛で途中帰国してるし残すのはリスクが高すぎる」、「みんな成績はパッとしなかったし、球団が助っ人一新するのもうなずける」とニール、スパンジェンバーグ、ダーモディの3名については退団やむなしと納得の声が挙がっている。 一方、ギャレットについては「他3人は分かるがギャレットだけは切るのは悪手では」、「60登板をクリアしたタフネスぶりは貴重だと思うんだけどなあ」、「勝ちパターンから敗戦処理まで担える投手を放出したらブルペンがガタガタになるのでは」と残すべきだとするコメントが多く見られた。 「今季のギャレットはチーム2位の61試合に登板し、『4勝3敗17ホールド2セーブ・防御率3.77』といった数字をマーク。最速161キロの直球を武器に、勝ちパターンからビハインド要員まで様々な役割をこなしブルペンを支えました。球団は防御率や走者を置いたときの被打率の高さ(.289)などを踏まえて放出の方針を固めたものと思われますが、“便利屋”的な使い方ができることもあり残した方がいいのではないかと考えているファンも少なくないようです。なお、仮に退団となれば今季ギャレットが消化した『61登板・57回1/3』は他リリーフが補うことになりますが、穴埋めによる負担が不振や故障を招く可能性は否定できません。また、幅広い場面で投入できる投手が1人いなくなることは首脳陣の采配面にも影響を及ぼしそうです」(野球ライター) 他球団ファンからは「西武を出るなら是非うちに来てくれ」と獲得待望論も少なからず挙がっているギャレット。渡辺GMの方針通りに退団となれば争奪戦に発展する可能性もあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月13日 15時30分
西武、辻監督の続投報道に「本命に振られたのか」の声 突然の方針転換が憶測を呼ぶ、後任人選は予想外に難航?
今季限りで退任する意向を固めたと6日に伝えられていた西武・辻発彦監督。12日、球団が来季の続投を要請する方針と複数メディアが報じネット上で話題となっている。 >>西武・松井二軍監督の昇格報道に「実現してほしくない」ファンに望まれないワケ 元スターも手腕には悪評?<< 6日の報道では、チームが5日終了時点で「48勝62敗18分・勝率.436」とパ・リーグ5位に沈み、5日のロッテ戦の敗北でリーグ優勝の可能性が消滅したことから退任の意向を固めたとされていた辻監督。これを受けた球団は今季順位が確定し次第、来季の監督人事をまとめる見込みとも伝えられていた。 ただ、13日の報道によると、球団は辻監督が苦戦の中でも、若林楽人(.278・2本・10打点)、呉念庭(.248・10本・47打点)、水上由伸(0勝1敗4ホールド・防御率1.52)ら若手選手を積極起用し戦力を底上げした点を評価。その結果、1年契約での続投を要請する方針に至り、近日中に正式に要請を行うという。 辻監督の続投報道を受け、ネット上には「え? 一週間で退任から慰留に話が変わるってどういうこと?」、「『辻監督今年までか…次誰が監督やるのかな』って思ってたところにこれは予想外だ」、「若手の台頭が理由なのか、確かに投打で期待できる選手は何人か出てきてるけど」と意外に思う声が寄せられている。 一方、「急に続投の流れになるのは不思議だな、後任候補の本命に振られたのか?」、「次の監督が決まりそうにないから、とりあえず来季も辻監督にやってもらおうという流れになったのでは」、「稼頭央とは近いうちに話し合うってニュースもあったけど、難色示されたんだろうか」と、方針転換の背景を推測するコメントも複数挙がった。 「辻監督の退任報道が出た6日以降、ファンやメディアの間では後任候補として松井稼頭央二軍監督、球団の渡辺久信GM(元一軍監督/2008-2013)、球団OB・秋山幸二氏(元ソフトバンク監督/2009-2014)ら複数名の名が浮上。最有力候補と目された松井二軍監督については、球団が近日中にも就任へ向けた話し合いの場を持つと7日に伝えられてもいました。そんな中で一転して辻監督への続投報道が出ましたが、一部ファンの間では育成手腕の評価は表向きの理由で、後任候補の就任にめどがつかなかったことが続投要請の主要因なのではないかと勘繰る声も少なからず挙がっています。なお、続投報道の中では松井二軍監督の動向については伝えられていません」(野球ライター) 今季は5位に沈んでいるが、昨年まではチームを4年連続Aクラス、2018~2019年はリーグ2連覇に導いている辻監督。実績を考えると続投は当然とも言えそうだが、今後の動向にも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月04日 21時30分
西武選手が自身のサインミスに逆ギレ!「なんでお前がグレてんだよ」大久保氏も困惑? 片岡コーチが生意気エピソードを暴露
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が3日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、巨人三軍野手総合コーチの片岡治大氏がゲスト出演。現役・西武時代の逆ギレエピソードを暴露した。 大久保氏が昨年12月31日に投稿した動画で初出演し、今回が3本目の登場となる片岡氏。本動画では西武が渡辺久信監督(現GM)の指揮のもとリーグ優勝・日本一を達成した2008年シーズンの思い出話や裏話を中心にトークを展開したが、その中で渡辺監督のスクイズ指示に逆ギレし、ふてくされてしまったというエピソードを披露した。 具体的な日時は動画内で明かしていないが、2008年シーズン中のある試合で渡辺監督からスクイズのサインを出されたという当時プロ4年目・25歳の片岡氏。片岡氏は足が速く小技もきく打者だったためスクイズ指示は特に珍しくない采配だが、片岡氏によると渡辺監督はスクイズのサインに苦手意識があるのか、かなり緊張しながらサインを出していたとのこと。そのため、「監督緊張して(サイン)出したんだろうな、絶対決めたろう」と、何としてもスクイズを成功させようと思って打席に臨んだという。 ところが、相手バッテリーはスクイズを警戒していたのか初球からウエストを敢行。どのようにバットを伸ばしても届かないところに球を外されてしまったため、片岡氏は「あ~無理だ」、「自分の打席がなくなっちゃう」と思いながら瞬間的にバットを引いてしまったという。 片岡氏や大久保氏によると、当時の西武ではスクイズのサインが出された際はどのような球が来てもバットを引かずに最後まで当てにいくよう指示が徹底されていたとのこと。そのため、バットを引いてしまった片岡氏に対し渡辺監督は「あれバット引いた?」とかなり不満げだったといい、横で戦況を見守っていた大久保氏も「いや、引いてないと思うんですけど…引いたかなあ…」と渡辺監督の言葉にしどろもどろだったという。 片岡氏のスクイズ失敗もあり敗れた試合後にチームの野手陣はミーティングを行ったというが、大久保氏によると片岡氏は1人だけユニフォームを着ずにアンダーシャツでミーティングに参加。また、大久保氏をはじめとした首脳陣の指示や注意に対しても空返事だったため、「なんでお前がグレてんだよ」と困惑したという。 これを聞いた片岡氏は「(自分でも)悪いのは分かってるから『そこをまた(ミーティングで)言われるな』と思って、『あ~やっぱり言われた』(と思ったことで)のふてくされ」、「『分かってるよ…』みたいな(気持ちだった)」と、自分でも猛省したミスに改めて触れられたことで逆ギレしてふてくされてしまったとコメント。一方、その日の深夜に大久保氏に「今日は態度悪くてすみませんでした」と謝罪の連絡を入れたことも語っていた。 片岡氏はこの他にも優勝目前の試合中に思わず涙してしまったエピソードや、巨人を下した2008年日本シリーズの直前に大久保氏が出したという意外な指示などについて動画内で語っている。 >>西武・松坂、ソフトB・工藤監督のおかげで命拾い?渡辺GMがリスク覚悟の残留を決断したワケは<< 今回の動画を受け、ネット上には「渡辺監督がスクイズサイン苦手っていうのは初耳、あんまり成功率高くなかったんだろうか」、「ウエストに対してバット引くのは分からなくもないけど、引くなって指示されてたのにやったらそりゃ渡辺監督も怒るよ」、「乱れた服装で参加して指示まともに聞かないって凄い態度だな、ある意味メンタルが強いのかもしれない」、「あの頃の片岡は若さを活かしたイケイケなプレーをする選手だったから、若気の至りが出てしまったって感じの話だな」、「ふてくされたままだったらただの素行不良だけど、その後ちゃんと謝ってるからこうして笑い話にできるんだろうな」といった反応が多数寄せられている。 同年は二塁のレギュラーとして139試合に出場し、「.287・4本・46打点・167安打・50盗塁」で最多安打と盗塁王の二冠に輝いた片岡氏。リーグ優勝・日本一の立役者の1人であるその片岡氏が若気の至りを見せていたというエピソードに驚いたファンは多かったようだ。 文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年10月30日 19時00分
ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは
元楽天監督で野球解説者の大久保博元氏が29日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。ソフトバンク・工藤公康監督の現役時代の裏話を明かした。 現役時代西武(1982-1994,2010)、ダイエー(1995-1999)、巨人(2000-2006)、横浜(2007-2009)でプレーした57歳の工藤監督。今回の動画でチームの功労者に対する球団の扱い方をテーマにトークを展開した大久保氏は、その中で1994年オフにFAで西武を去った工藤監督が2009年オフに古巣復帰を果たした時の裏話を語った。 >>ソフトB・工藤監督に「CSでは内川使って」の声退団濃厚の“短期決戦の鬼”、大舞台での電撃昇格はあるか<< 工藤監督が横浜を退団した2009年は、西武の編成部に所属していた大久保氏。当時の球団はFAでチームを出て行った選手は呼び戻さない方針だったというが、指揮を執っていた渡辺久信監督が「工藤さんの引き際はライオンズのユニフォームを着させて終わらせてあげたい」と常々話していたこともあり、横浜退団が決まるとすぐに工藤監督の自宅まで足を運び交渉したという。 「編成部としての自分の立場をかけてでも、(年俸)2000万円は保証できるように頑張ります」と条件面について話すと同時に、「渡辺監督が今まで西武でご法度だった話を(覆してまで)、身を挺して工藤さんを獲るって話してます。他から(オファーが)きて行っちゃったじゃ(渡辺監督が報われないから)、男同士の気持ちを考えてください」と渡辺監督の“男気”をくんでほしいと頭を下げた大久保氏。工藤監督が「ありがとう、(渡辺)監督にもよろしく言っておいて」と受け入れたため、このまま入団するものと考えていたという。 ところが、その後工藤監督が一時電話に全く出なくなってしまったという大久保氏。しばらくの期間電話をかけ続けてようやくつながったが、そこで楽天から好条件でオファーが来ておりそちらになびいている旨を聞かされたため、急きょ電話翌日に会うことにしたという。 一夜明け工藤監督と会った大久保氏は、「渡辺久信と言う男の気持ちを踏みにじるんですか!『(大事なのは)条件じゃない、ありがとうデーブ』って言ってくれたじゃないですか!」と必死で説得。すると、熱意が通じたのか工藤監督が考え直すそぶりを見せたため、その勢いで渡辺監督も交えて3人で食事をする約束を取り付けたという。 後日開かれた食事会で渡辺監督が「ウチが獲らせてください。条件は(年俸)3000万円です、いかがですか?」と提案し、工藤監督も「本当にありがとうございます。何ができるかは分からないけど、精いっぱい監督のために頑張ります」と受諾したため工藤監督の西武入りが決定。大久保氏は紆余曲折を経ながらも交渉が成功した安堵から、その場で思わず男泣きしたと語っていた。 大久保氏はこの他にも、編成部時代に本気で獲得を狙っていたというある現役選手や、チームの功労者の扱いに対する自身の見解などについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「当時はすんなり復帰決まった感じで報じられてたのに裏でそんな攻防戦があったのか」、「西武復帰へ向けての男気と熱意が伝わる感動的な話だ、最終的に受け入れた工藤監督も立派な男だよ」、「楽天も食指伸ばしてたのは初耳、もし行ってたら今頃楽天を指揮してた可能性も…」、「最近古巣復帰する選手が増えてきてるのはこれがきっかけでもありそう」といった反応が多数寄せられている。 工藤監督は第1次西武時代に計113勝をマークし、最優秀防御率を3回(1985,1987,1993)、最高勝率を3回(1987,1991,1993)獲得した先発左腕。渡辺監督は同時期に共にプレーした経験もあり、工藤監督を球団の功労者と考え復帰を切望していたようだ。 2009年オフの工藤監督以降、松井稼頭央(2017年オフ)、松坂大輔(2019年オフ)などFAやポスティングでチームを去った選手が復帰するケースが増えてきている西武。今回大久保氏が明かしたエピソードは、球団にとっての大きなターニングポイントなのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年06月11日 19時30分
元楽天監督・大久保氏、指導者になる気は無かった? 西武・渡辺監督からの突然の誘い、決断まで2週間を要した葛藤を明かす
元楽天監督・大久保博元(デーブ大久保)氏が10日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。西武GM・渡辺久信氏について言及した。 渡辺氏とは現役時代に西武で共にプレーした経験があり、互いに「デーブ」、「なべちゃん」と呼び合うなど親交が深い大久保氏。本動画では渡辺氏が西武監督に就任した2007年シーズンオフにあった、大久保氏の一軍打撃コーチ就任を巡るやりとりを明かした。 1995年の現役引退後は野球解説者として活躍するかたわら、タレントやプロゴルファーとしても活動していた大久保氏。個人の活動が充実していたため指導者への意欲はほとんど無かったといい、渡辺氏の監督就任が報じられた際は「(コーチとして)声がかかっちゃうんじゃないかなあ。なんて断ろうかなあ」と危惧していたという。 そのような中、講演のため滞在していた鹿児島で渡辺氏から連絡を受け、「打撃コーチやってくれねえかな」と要請を受けたという大久保氏。渡辺氏から必要とされたこと自体は嬉しかったが、「嬉しいのが100%、困ったのも100%」と複雑な心境だったとのこと。そのため、「(自分には)向いてないですよ。自分は今タレントもやってるから、『タレントなんかやってる奴がコーチできるかよ』ってファンは思いますよ」と伝え一度は返事を保留したという。 保留中の大久保氏は要請を受けるか悩みながらも、「自分が断った場合(渡辺氏は)次を探さなきゃいけないから、『早く答え出せよ』って思ってるだろうな」と渡辺氏を心配していたとのこと。しかし、要請から1週間後に渡辺氏にもう少し考える時間が欲しいと連絡を入れたところ、渡辺氏は「全然いいよ。気にしないでくれよ」と逆にいたわってくれたという。 それからさらに1週間後、元西武監督・東尾修氏が手掛ける焼肉店で渡辺氏と食事をする約束があったが、渡辺氏から食事をする前に会って話をしようと言われた大久保氏。ただ、この時には既に要請を受ける決心を固めていたといい、渡辺氏に「なべちゃん、(コーチを)やらせてください。迷惑をかける(と思う)けど」と伝えたという。 自身の言葉を受けて渡辺氏から、「迷惑なんかじゃないよ。仲間じゃねえか」、「やってみなきゃ分からないからやってみろよ」と決断を後押しされた大久保氏。その後渡辺氏の指示により、同年の秋季キャンプから指導者生活がスタートしたと語っていた。 今回の投稿を受け、「指導者になりたくてもなれない選手がほとんどなのに、やりたくないっていうのは珍しいな」、「チームが低迷したら選手だけじゃなく首脳陣にも批判がいくから、即決っていうのはなかなか難しかったんだろうな」、「その後楽天の監督まで登りつめるほど指導者として出世するのに、最初は嫌がってたっていうのは意外」、「2008年に西武は日本一になったから、結果的にはコーチ就任は正解だったんじゃない?」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に西武(1984-1997)、ヤクルト(1998)、台湾・嘉南(1999-2001)でプレーした後西武(2004-2013)で監督・コーチを歴任した54歳の渡辺氏と、西武(1985-1992)、巨人(1992-1995)で現役生活を送った後西武(2008,2010)、楽天(2012-2015)で指導者を務めた53歳の大久保氏。両者は1985年から1992年にかけて共に西武でプレー。指導者としては2008、2010年は味方として、2012年から2013年にかけては敵味方に分かれて戦っている。 渡辺氏が監督、デーブ氏が一軍打撃コーチに就任した2008年、西武は4年ぶりのリーグ優勝・日本一を果たしている。歓喜の瞬間を味わえたという意味では、大久保氏がコーチ要請を受けたことは正解だったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について大久保博元氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCKa1VlSq1WwdSQWv4JFdgxg
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スポーツ 2020年06月07日 11時00分
ストライクど真ん中の球がなぜかボールに! 西武・渡辺が「やってられない」と激怒した大誤審、開き直った審判の末路は
6月19日の開幕に向け、2日から各地で練習試合が行われている今シーズンのプロ野球。練習試合では選手だけでなく審判も、来たる開幕に向け選手のプレーを注意深く見極めている。 4日の阪神対広島戦では阪神・ボーアが放った左翼ポール際への打球を、“ポールに直撃したから本塁打”と主審・塁審全員で確認し合うなど、誤審がないように努めている審判たち。今から約20年前のこの時期には、審判が取り返しのつかない誤審をしてしまった試合がある。 1997年6月7日、千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)で行われた西武対ロッテの一戦。この日西武の先発を務めたのは、当時プロ14年目の32歳・渡辺久信(現西武GM)。前年までに通算124勝を挙げた好投手だが、1997年はここまで未勝利が続いていた。 シーズン初勝利へ向け3回裏まで無失点だった渡辺だが、西武1点リードの4回裏に思いもよらない事件が起こる。この回渡辺は1点を失いなおも2死満塁とピンチを背負うも、迎えたロッテ・松本尚樹を2球で追い込む。3球目に投げたストライクゾーンど真ん中の球を松本が見逃したため、三球三振でピンチを脱したと誰もが思っていた。 しかし、この日球審を務めた村越茶美雄審判が、この3球目をなぜかボールと判定。これを受けた渡辺や西武捕手・伊東勤(現中日一軍ヘッドコーチ)は猛抗議するも、村越審判は判定を覆さなかった。 仕方なく判定を受け入れた渡辺だが、動揺があったのか松本に5球目を打たれ2点を失ってしまう。結局、これが決勝点となり渡辺は初勝利どころか敗戦投手となってしまった。 見逃した松本も「ストライクだと思った」という渡辺の3球目がなぜボールと判定されたのか、その真相は試合後の報道で判明する。実は4回裏終了直後に、当時西武の指揮官だった東尾修監督が改めて村越審判に抗議したとのこと。すると、村越審判は「本来ストライクと言うところをボールと間違えた」と言い間違えによる誤審であることを認めたという。 しかし、村越審判は同時に「ボールと言った以上判定は変わらない。その後まで責任は取れない」と、ともすれば開き直りのような言葉も口にしたとのこと。野球規則には「審判員の判断に基づく裁定は最終のものである」と一度審判が下した判定は覆らない旨が記載されていることもあり、東尾監督もそれ以上抗議はしなかった。ただ、誤審の“被害者”となってしまった渡辺は「やってられない」と試合後も怒り心頭だったという。 自身の誤審が勝敗を揺るがしてしまった村越審判は同戦直後から一軍の試合での審判を外され二軍降格となり、同月10日からは2週間の再研修を課せられている。なお、その後も一軍の試合で審判を務めることはめっきり減ってしまった上、2003年1月には「技術不足」を理由に審判部から解雇されている。 プロ野球の世界では、“審判が目立つ試合は残念な試合”とよくいわれている。間もなく開幕する予定の今シーズンでは、今回取り上げたような大誤審が1つもないことを願いたいところだ。文 / 柴田雅人
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