社会 2022年07月20日 12時50分
猪瀬直樹氏の演説会騒動「セクハラではありません」海老沢由紀氏本人が否定 当日の経緯を説明
7月10日に投開票が行われた参議院選挙で、日本維新の会から東京選挙区に出馬して次点で落選した海老沢由紀氏が、選挙期間中のセクハラ騒動にブログで言及した。 問題となったのは、6月12日に吉祥寺駅前で行われた日本維新の会の街頭演説。演説会の様子はユーチューブでも配信されていたが、その中で同じ日本維新の会から比例区に出馬していた元東京都知事の猪瀬直樹氏(当選)が、隣に立っていた海老沢氏の胸を何度も触る場面があり、ネット上で物議となっていた。 >>猪瀬直樹氏、街頭演説で女性立候補者に公然セクハラ?「胸触ってる」「完全にアウト」の指摘も<< その後、猪瀬氏は6月17日にツイッターで「確かに軽率な面がありました」と反省。一方、海老沢氏はツイッターで「特に当たっていない」とし、「肩には当たってるようだと指摘されましたが、まったく気にしてませんでした」と反論していた。 この騒動について、海老沢氏は今月19日にブログを更新し、「セクハラ騒ぎについて」という記事を公開。自身の落選について、セクハラの容認が一因となったという意見について触れ、「いまさらですが、実際に起こっていたことを書こうと思います」とした。 海老沢氏によると、演説の様子が問題となったのは数日後で、全く覚えがなかったため、取材などに「触ってない(当たっていない)と思いますが」と答えたとのこと。一方、動画を見て改めて確認したところ、「確かにここだけ切り取られると、けっこう触ってましたね」と印象を明かした。 しかし、この直前、演説中の猪瀬氏が海老沢氏の名前を「ひらの」と間違えてしまったと言い、海老沢氏は自身のたすきを叩いて名前をアピールしようとしたとのこと。実際には公示前だったため、たすきには「日本維新の会」と書かれていたが、この行動を見た猪瀬氏が「同じ場所をたたいたのです」と指摘。 海老沢氏は「胸を触っていないし、仮に当たっていたとしても、それはたすきをたたいた結果であり、変に触る意図は全くないことは明白なのです」と断言。「猪瀬さんは、名前を間違えたことを気にしています。肩を何度もたたいたのは、スマンという意味もあったでしょう。それを感じ取っていたから、わたしは不快に思わず、全く覚えていなかったのだと思います」と明かしていた。 この投稿に、ネット上からは「海老沢さん自身が何も受けていないのに、セクハラ」「被害を受けた側が否定してるならセクハラじゃない」「本人の意思に反してセクハラが作られるのはおかしい」といったエールが集まることに。 一方、ネットから「猪瀬さんの所作を見て気分が悪いと感じた人がいたと言う客観視を真摯に受け止めて欲しい」「本人がセクハラじゃないと思っても、有権者がどう思うかなんだと思う」という指摘も寄せられていた。記事内の引用について海老沢由紀公式ブログより https://ebisawayuki.jp/