松居大悟監督
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芸能ニュース 2021年11月09日 14時30分
「大声で叫び、泣いてしまいました」監督が喜び 第34回東京国際映画祭が閉幕、受賞作発表
第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが8日、TOHOシネマズ日比谷で行われ、授賞式では、目玉となる「東京グランプリ/東京都知事賞」をカルトリナ・クラスニチ監督の『ヴェラは海の夢を見る』が受賞した。 >>全ての画像を見る<< 今年設立の新人監督を表彰する「Amazon Prime Video テイクワン賞」は『日曜日、凪』のキム・ユンス監督が、「Amazon Prime Video テイクワン賞審査員特別賞」を『橋の下で』の瑚海みどり監督が受賞した。ユンス監督は、審査員の行定勲監督を前に「2001年に在日コリアンを主人公にした『GO』という映画があって、当時その映画を渋谷の映画館で見ていました。その映画を作った行定監督が審査員を務める賞をまさか自分がもらえるとは想像していなかったです。想像の外にいた人たち、景色を見れて、自分の想像の地平線を広げていけるような映画を今後も作っていきたい。次は長編映画で戻ってくると思います。アマゾンでたくさん買い物をしてきてよかった」と笑顔で受賞の喜びを語った。 行定監督も「作品が9作品。力のある作品ばかりでした。受賞作が決まらないと思えるほど審査会も紛糾しました」と審査の様子を紹介。「議論になって3時間超え。クオリティの高い作品が集まるとこれだけ揉めるんだなって。改めて映画は比べるもんじゃないなと思いました」と感想を述べた。 「アジアの未来」作品賞は『世界、北半球』のホセイン・テヘラニ監督が受賞した。また、コンペティション部門では観客賞を松居大悟監督作品である『ちょっと思い出しただけ』が受賞。松居監督はコロナ禍のこの2年を「苦しい悔しい時間」とし、涙を零しつつ、「これからも映画作ります。頑張ります」と受賞の喜びを述べた。最優秀芸術貢献賞には『クレーン・ランタン』のヒラル・バイダロフ監督が、最優秀男優賞は『四つの壁』のアミル・アガエイ、ファティヒ・アル、バルシュ・ユルドゥズ、オヌル・ブルドゥの4人がそれぞれ受賞した。 最優秀女優賞は『もうひとりのトム』のフリア・チャベスが、最優秀監督賞は『ある詩人』のダルジャン・オミルバエフ監督が受賞。審査員特別賞として『市民』のテオドラ・アナ・ミハイ監督も表彰された。また、東京グランプリのカルトリナ・クラスニチ監督は受賞についてビデオメッセージを寄せ、「9月にわたしの初の長編作が出品されると聞いて、夢のようでした。この映画に初めて参加するコソボ映画でもあります。受賞を聞いて、大声で叫び、泣いてしまいました。このような映えある賞をいただきありがとうございます。ありがとうトーキョー、ありがとう日本」と受賞の喜びを語って、授賞式を締めくくった。 審査委員長のイザベル・ユペールも今回の映画祭に満足げ。「映画の多様性、豊かさを感じました」と総評。「世界の様々な国のコミュニティを扱う作品を通じて社会の現状を見ることができました。これらの作品に対し、審査委員長を任されたことを大変光栄に思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月01日 18時45分
橋本愛、池松壮亮、伊藤沙莉、美山加恋らがレッドカーペットに登場 第34回東京国際映画祭が開幕
10月30日、第34回東京国際映画祭が開幕し、フェスティバル・アンバサダーの橋本愛や、コンペティション部門審査委員長のイザベル・ユペールらが登場してレッドカーペットを闊歩した。 >>全ての画像を見る<< 11月8日まで日比谷、有楽町、銀座地区で開催される本映画祭。今年はコンペティション部門に113の国や地域から1533本がエントリーされている。レッドカーペットではコンペティション部門出品の『ちょっと、思い出しただけ』の池松壮亮、伊藤沙莉、松居大悟監督、ジャパニーズ・アニメーション部門『フラ・フラダンス』の水島精二総監督、声優を務めた美山加恋、富田望生、ガラ・セレクション『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』の南果歩、尚玄、金子拓平、Nippon Cinema Now『親密な他人』の黒沢あすか、中村真夕監督らが姿を見せた。 池松は映画『ちょっと、思い出しただけ』について、「こういう時期で、自分の人生、過去、記憶に触れる機会が多かった。世界中そうだったと思います。みんなで自分たちの人生の記憶を持ち寄って、『過去に色々あったけど今は大丈夫だ』という映画になればいいと思っていました」と撮影時の心境を紹介。伊藤も同作の撮影について、「コロナ禍っていうことをいい意味で忘れた時間もあったし、作品の時間軸が長めで6年間の話。みんなの生活も変わって感慨深いなと思いながらやっていました」と話した。 美山は『フラ・フラダンス』について、「どの国の方にも、言葉がなくとも伝わるダンスがたくさん。この映画も言葉がなくとも伝わる要素がたくさん詰まっていると思います」とアピール。橋本はアンバサダーとして、「まずはこの映画祭がすごく楽しいものになるように少しでも自分にできることをやる。今年は楽しそうな映画がたくさん。みなさんに少しでも知ってもらえるよう頑張りたいと思います」と心境を述べた。 ほかにも、『スパゲティコード・ラブ』の八木莉可子、三浦透子、丸山健志監督、『グッバイ、ドン・グリーズ』の梶裕貴、いしづかあつこ監督、『よだかの片想い』の中島歩、安川有果監督、『三度目の、正直』の川村りら、小林勝行、野原位監督、『なぎさ』の山崎七海、古川原壮志監督らも姿を見せ、会場に華を添えた。(取材・文:名鹿祥史)
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