芸能ネタ 2023年07月23日 18時00分
山下達郎、小田和正を敵視のワケ オフコースは「ライバルで敵」と告白<共演NG?【犬猿の仲】の有名人>
シンガー・ソングライターの山下達郎が9日、ラジオ『山下達郎サンデー・ソングブック』(TOKYO FM)に出演。自身の所属事務所「スマイルカンパニー」が音楽プロデューサー・松尾潔氏とマネジメント契約を解除した件に触れ、故・ジャニー喜多川氏との関係についても言及した。発端は、松尾氏による契約終了についてのツイッター発言。松尾氏は「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」などと、山下を名指しで投稿。これに、山下は同番組で「私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要」と切り捨て、大きな反響を集めている。 山下は1975年、バンド「シュガー・ベイブ」としてシングル「DOWNTOWN」、アルバム『SONGS』でデビュー。タレント・木村拓哉が主演したドラマ『GOOD LUCK!』(TBS系、2003年)の主題歌に起用された1980年のソロシングル「RIDE ON TIME」が大ヒットとなりブレイクを果たす。1983年に発表したアルバム『MELODIES』の収録曲「クリスマス・イブ」が1991年ミリオンを更新。日本で唯一のクリスマス・スタンダード・ナンバーとなり、2016年3月には30年連続オリコンチャート100位入り記録が、ギネス世界記録に認定されるなど音楽史にその名を刻んだ。 「山下といえば、映像出演を一切しないことでも知られています。過去に自身のライブで『テレビは自分のイメージが勝手に拡散されるから怖い』との理由を説明していたようです。そのため山下がテレビに出ないのはもちろん、取材映像やライブ映像もテレビで流れることはないといいます」(音楽関係者) >>滝沢秀明氏、ジュリー社長への不信はカネきっかけ?“悪者”押し付けられ愚痴も<共演NG?【犬猿の仲】の有名人><< だが、この“テレビに出ない”という理由から、シンガーソングライター・小田和正との確執が公になった経緯がある。 2001年12月、小田がホスト役を務める音楽特番『クリスマスの約束』(TBS系)の放送が開始された。同番組は同年から毎年同月25日前後に深夜帯で放送される音楽番組だ。今では委員会バンドやほぼレギュラーともいえるアーティストに加え、毎年目玉ゲストが出演する番組へと成長し、過去には小田が宇多田ヒカル、サザンオールスターズ、SMAP、松任谷由実といったビッグアーティストの曲をカバー。ゲストも豪華で、Mr.Children・桜井和寿、財津和夫、松たか子などとコラボレーションを実現している。 同年、記念すべき第1回は小田1人だけのステージとなった。小田は同年10月、番組に先がけて7組のアーティストに出演を依頼する直筆の手紙をしたため、その7組のアーティストの中には山下がいたという。 「小田は山下以外にSMAP、福山雅治、桑田佳祐(サザンオールスターズ)、松任谷由実、宇多田ヒカル、桜井和寿(Mr.Children)を厳選し、『この曲(当人らの名曲)を(自身と)一緒に演奏してもらえないだろうか?というお願いの手紙だったのです。これは、あいつがだめだったらこいつという企画ではないし、もし残念ながら、あなたの不参加が決まったら、自分ひとりで演奏するつもりで望んでいます』と手紙につづり、『たとえ出演を断られたとしても、あなたへの尊敬の気持ちは些かも変わりません』と自らが出演オファーを出したのです」(芸能ライター) すると同月、山下が返答したとしている。 「山下は、これまでテレビへの出演を拒否してきた経緯を述べ、『今さらどうにもなりません』と出演を断ったのです。そのうえで、『もともとこの曲(クリスマス・イブ)は、オフコースに触発されて作ったもの』と明かし、『青山(東京)のアパートの一階がオフコース・カンパニーで、二階に私の所属事務所があった時代でした。あの頃は私も30歳になったばかりのとんがった盛り』と回顧し、『バンドで挫折した私にとって、オフコースはとても重要なライバルで、敵(失礼!)がバンドのコーラスなら、こっちは一人でとか、そういったしようもないことを若気の至りでいろいろと考えた』と振り返り、確執を告白したのです」(前出・同) 結局、山下の番組出演はかなわなかったが、番組では山下の手紙が紹介され、小田は「クリスマス・イブ」を熱唱。ちなみにだが、番組のサブタイトルは「…きっと君は来ない」だった。 以降もだが、両者の共演はない。ともに日本を代表するトップアーティストとして、今なお第一線を走り続けている。かつて、山下にライバル視されていた小田は、冒頭の騒動が気がかりではないだろうか。