唐川侑己
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スポーツ 2021年06月17日 20時30分
ロッテ・唐川、突然の一軍抹消も深刻ではない? 井口監督の前言撤回にトレードの影響指摘も
2008年のプロ入りからロッテでプレーし、昨季までに「278登板・72勝70敗33ホールド・防御率3.72」をマークしているプロ14年目・31歳の唐川侑己。17日、その唐川が一軍登録を抹消されたことがNPBから公示された。 抹消を伝える報道によると、唐川は同日午前の全体練習には参加していたとのこと。ただ、そこから一転して首痛を理由とした登録抹消が公示されたという。 今季の唐川は開幕から勝ちパターンの一角を担い、11日終了時点で「29登板・4勝2敗19ホールド・防御率1.88」をマーク。12、13日は上半身のコンディション不良を理由に登板を回避していたが、井口資仁監督は「来週になればいけると思う」と軽症を強調していた。 唐川の抹消を受け、ネット上には「週末投げなかった段階でマズいと思ってたら案の定離脱してしまった」、「首脳陣の想定より回復が思わしくないってことだよね? ブルペンには欠かせない投手だから心配」、「去年金子(侑司/西武)が首痛で1か月離脱してたけど、唐川もそれぐらい抜けることになるんだろうか」といった心配の声が多数寄せられている。 一方、「唐川は投げようと思えば投げれる状態だけど、チームに合流した国吉が意外に状態良かったから無理はさせない方向にシフトしたのでは?」、「抹消中のハーマンは調整順調らしいし、その辺りも判断に影響したんだろう」、「首は今まで痛めてない箇所だから、井口監督が『やっぱり一度様子を見よう』って考え直しても不思議じゃない」、「離脱中に代役が成長する可能性を考えると思わぬ追い風になりそう」と、抹消の裏側を推測するコメントも複数見受けられた。 >>ロッテ、3日連続の補強はトラブルの副産物? 元中日助っ人の加入に清田の影響が囁かれるワケは<< 「ロッテは14日にDeNAからリリーフ・国吉佑樹をトレードで獲得していますが、その国吉は17日の全体練習からチームに合流。キャッチボールや遠投などを特に問題なくこなしたと伝えられたこともあってか、首脳陣は『すぐに一軍で使える』と判断し急きょ、唐川の代役を任せることを決断したのではとみているファンは少なくありません。また、腰痛のため4日に登録を抹消された勝ちパターンの一角、ハーマンが18日に一軍復帰予定であることも、唐川を休ませる余裕をもたらしたのではという見方もありますね。なお、唐川はプロ生活で右肩、右ひじを故障した経験はありますが、首の故障は今回が初めてとなります」(野球ライター) 16日終了時点では「28勝28敗8分・勝率.500」で、首位楽天と3.5ゲーム差のリーグ4位に位置しているロッテ。首位の座は十分射程圏内という状況の中、リリーフエースである唐川の抹消はどのような影響をもたらすのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月23日 20時30分
鳥谷残留のロッテに「絶対におかしい」反発の声 “打率1割台”なのに高評価? 生え抜き主力との“格差”に疑問も
今季「42試合・.139・0本・6打点・5安打」と、代走や守備固めとしての起用がほとんどだったロッテのプロ17年目・39歳の鳥谷敬。その鳥谷が来季もロッテに残留することがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 今季終了直後には「続ける可能性もあるし、辞める可能性もある」と場合によっては引退する旨を口にしていた鳥谷だが、球団側は23日の契約更改で現状維持となる年俸1600万円(推定)の単年契約を提示し鳥谷と合意。報道によると、球団側は代走・守備固めでの起用が多い中、若手の手本として真摯にプレーした鳥谷を高く評価すると同時に、来年も戦力として考えている旨を本人に伝えたという。 現状維持での鳥谷残留を受け、ネット上には「今年は安田(尚憲)らに積極的にアドバイスして支えてたらしいし、コーチ的な役割も考えたら残すのは当然」、「中継見てると鳥谷グッズ持ってるお客さん多かったし、グッズ代の収益とかも含めるとむしろ微増でもいいんじゃないか」といった賛同の声が寄せられる一方、「打率1割のロートルを現状維持で残留させたのは絶対におかしい」、「鳥谷に1600万使うより、契約切って補強費とかに回した方がいいだろ」と反発も挙がっている。 一方、「鳥谷が現状維持で残留するのは別にいいけど、それならFA残留組にも金払えよ」、「あまり昇給しなかった生え抜きのFA選手たちはこの現状維持をどう思ってるんだろうか」といったコメントも複数見受けられた。 >>ロッテ・松永のFAに「言えない情報がある」?里崎氏の“匂わせ”が物議、「球団と大揉めしたのか」憶測飛び交う<< 「ロッテは今オフ澤村拓一(海外FA)、松永昂大(国内FA)の2名がFA宣言した一方、唐川侑己、荻野貴司、清田育宏の3名はいずれも権利を行使せずに残留を決断。ただ、その後の契約更改では唐川は1800万円増(8000万円/同)、荻野は200万円増(8000万円/同)とあまり昇給しておらず、清田については23日に臨んだ契約更改で『折り合わないところがあった』としてサインを保留しています。そのため、控え起用が主である外様の鳥谷を現状維持で残留させるほどの余裕があるのならば、生え抜きの功労者で今もバリバリの主力である3名の年俸をもっと手厚くするべきだったのではないかと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) プロ18年目・40歳となる来季の現役続行は確定したが、現状維持での残留に少なからず疑問も寄せられている鳥谷。来季は果たしてファンを納得させるような結果を残すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年12月16日 11時10分
ロッテ、福田のFA獲得でチームに亀裂 “冷遇”にしびれを切らした投手も? 今オフの補強にも悪影響か
これも、優勝争いに敗れた影響だろう。今オフの千葉ロッテは国内フリーエージェント市場(以下=FA)を“静観”、フロント幹部が「見送る」と言ったわけではないが、昨年オフは美馬学投手、福田秀平外野手を口説き落とし、さらに楽天イーグルスと複数の交換トレードを成立させた。昨年と今年とでは大違いだ。 「2020年シーズンは『球団創設70周年』の節目でもあり、優勝を強く意識していました。その反動もあると思われます」(ベテラン記者) しかし、水面下では昨年以上に“大揺れ”だったという。 シーズン終盤、FA権を取得、あるいはすでに持っていた何人かの選手の「去就」が報じられた。唐川侑己、清田育宏、荻野貴司、松永昂大らが権利行使するかもしれないとの内容だった。 実際に権利行使したのは松永だけだったが、これは優勝を意識した19-20年オフの“補強劇”に理由があった。 「福田をFA獲得しました。福田は『ソフトバンク以外のチームに移籍していたら』と、その潜在能力の高さを認められていました。本人も新天地でレギュラーを掴むつもりでいましたが、『4年総額6億円』の大型契約でしたからね」(球界関係者) 福田はソフトバンクに在籍した13年間で、規定打席数に到達したことは一度もない。年俸額はあくまでも「推定」だが、この破格な金額に生え抜きのロッテナインたちが驚いた。「オレたちはそんなに貰っていない」と…。 契約更改の席に厳しい言葉を浴びせられた選手もいた。「移籍すれば年俸も上がる」のが、FA制度とも言える。一方で、生え抜きの選手には「チームに尽くしてきた」との自負があり、割り切れない思いを抱えてしまう。チームが強ければ強いほど、マイナスの思いも大きくなる。ロッテフロントはFA権をまだ取得していない生え抜き選手にも、「チームに必要な存在」であることを伝えて回らなければならなかったそうだ。 「ソフトバンクと最後まで優勝争いを繰り広げられたのは、救援投手陣の活躍が大きい。その中に左腕リリーバーの松永の名前がありませんでした。今季の一軍登板はわずか5試合、首脳陣の評価の低さに他球団の評価も聞いてみたいと思い、FA権を行使したようです」(前出・同) >>ロッテ・松永のFAに「言えない情報がある」?里崎氏の“匂わせ”が物議、「球団と大揉めしたのか」憶測飛び交う<< また、優勝戦線に踏みとどまるために途中獲得した澤村拓一は早々に海外FA宣言、チェン・ウェインは退団してしまった。 「終盤戦で息切れしてしまいましたが、投打ともに、あと1人か、2人の戦力が足りませんでした」(プロ野球解説者) 今季、2ケタ勝利数に到達したロッテ投手は、外部補強の美馬だけだ。21年も優勝争いに食い込むためにも新たな補強は必要だ。 「ドラフト1位指名の左腕・鈴木昭汰投手(法政大)は期待していいと思います。左の先発タイプというと、楽天に1位指名された早川隆久投手(早稲田大)ばかりが注目されましたが、『鈴木の方が上』と評価するスカウトもいました」(前出・同) FA宣言した松永に対してだが、他球団と交渉した後でも残留を認めるそうだ。この後、外国人選手の獲得に動き出すと思われるが、ビッグネームとは交渉しない。投手陣の補強がドライチだけでは、ちょっと寂しい気もするが…。生え抜き選手たちの底上げがなければ、来季は厳しいシーズンとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月04日 17時00分
ロッテ・唐川、億越え確実でもFA宣言しなかったワケは ファンからも疑問の声、球団の“誠意”は金額・年数以外にも?
2018年シーズンに取得した海外FA権を、今オフ行使するかどうか注目を集めていたロッテのプロ13年目・31歳の唐川侑己。4日、その唐川が権利を行使せずチームへの残留を決断したことを複数メディアが報じた。 唐川はプロ入りした2008年から今季まで先発・リリーフとして「278登板・72勝70敗33ホールド・防御率3.72」といった数字を残し、全試合リリーフ登板だった今季は「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」とほとんど点を取られなかった投手。成績に加え人的補償が不要なCランクということもあり、権利行使なら複数球団による争奪戦が確実視されていた。 実際、本人も行使するか熟考していたようで、先月までは行使を検討しているという報道も多かったが最終的に残留を決断。残留を伝える報道では、唐川が「来年もマリーンズでやると自分で決めたからには、自分の活躍で恩返しできればなと思っています」と決意を新たにしたことが伝えられている。 >>FA残留のロッテ・荻野に「出て行ってもらいたかった」反発の声?生え抜きベテランの複数年契約に賛否が分かれるワケは<< 主力リリーフである唐川の残留を受け、ネット上には「勝ちパターンに欠かせない唐川の残留は間違いなく朗報」、「流出したら一番困る立ち位置の選手だから残ってくれてホッとした」、「フロントもしっかり慰留に尽くしてくれてありがたい」といった反応が多数寄せられている。 一方、「宣言すれば1億円プレイヤーにもなれただろうに何が残留の決め手だったのか」、「残るってことは球団側からよっぽどいい話をもらったのか?」といった疑問も複数見受けられた。 「球界では左右を問わず実績のあるリリーフは貴重な存在のため、唐川も仮に宣言していれば獲得を狙う他球団からかなりの条件を提示されていたことは確実。今季年俸が6200万円(推定)ということを踏まえると、年俸1億円超えの複数年契約ゲットも十分あり得たでしょう。その状況の中残留を決めたということは、もしかしたらロッテ側から手厚い金額・年数以外の“誠意”を示されたのかもしれません。一般的に選手と球団の契約について金額・年数以外の詳細が明かされることはほとんどないのですが、先発への再転向確約や引退後の指導者手形付与といった条項が盛り込まれている可能性もあるでしょう。また、こうした好条件を引き出すために、唐川はわざと権利行使をちらつかせたのではと推測しているファンも散見されますね」(野球ライター) 唐川とロッテが結んだ契約内容について、現時点(4日午後0時半)で詳しい内容は伝えられていない。どのような条件で残留を決めたのか気になっているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年11月17日 17時00分
大量流出危機のロッテに「ソフトバンクの二の舞」ファン悲鳴 来季の最下位は濃厚? 慰留失敗で待ち受ける苦難とは
今シーズン勝ちパターンの一角として「32登板・1勝1敗14ホールド・防御率1.19」といった成績を残し、チームのパ・リーグ2位に大きく貢献したプロ13年目・31歳の唐川侑己。17日、その唐川が海外FA権の行使を検討していると複数メディアが報じた。 報道によると、2018年シーズンに海外FA権を取得した唐川はそれ以降、今後の野球人生について真剣に考えるようになったといい、昨年にはFA権を行使する場合に備え代理人と契約していたとのこと。また、唐川の年俸ランクは人的補償が発生しないCランクのため、権利行使の場合は複数球団による争奪戦が確実視されている。 ソフトバンクに敗れCS終戦となった15日以降、チェン(0勝3敗・防御率2.42)、澤村拓一(0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71)、ハーマン(3勝2敗23ホールド1セーブ・防御率2.15)の主力3投手にそれぞれ流出の可能性があると報じられているロッテ。今回の唐川を含めると、今オフに最大4投手がチームを去る危機が訪れている。 >>ロッテ、今オフ主力が大量流出か「内々に調査されていた時期が…」球団は井口監督の采配にもメス?<< 迫る大量流出危機を受け、ネット上には「これまで報じられてる3人でも相当痛いのに、唐川まで移籍の可能性があるのは辛すぎる」、「勝ちパターンの投手が一気に抜けるのはマズい、最低でも2人は残留させてほしい」、「コロナ禍で懐厳しいかもしれんが、球団は何とか相応の条件を出してくれ」といった反応が多数寄せられている。 同時に「全員抜けたら前のソフトバンクみたいになる」、「下手したら一昔前のソフトバンクの二の舞になりそうで怖い」と、ソフトバンクを絡めて危惧する声も複数見受けられた。 「ソフトバンクはリーグ優勝・日本一に輝いた2011年、杉内俊哉(8勝7敗・防御率1.94)、和田毅(16勝5敗・防御率1.51)、ホールトン(19勝6敗・防御率2.19)の先発3名と、野手の川崎宗則(.267・1本・37打点・161安打)の計4名が同時に流出。その結果、翌2012年は3位に順位を落とすと、2013年には4位で2008年以来5年ぶりのBクラスに転落。2013年オフに中田賢一、岡島秀樹、サファテ、李大浩ら総勢8名の大補強を敢行した結果2014年に再びリーグ優勝・日本一に輝きましたが、球界随一の選手層を誇るとされるソフトバンクでも主力の大量流出にこれだけ苦しんだことを考えると、選手層がそこまで厚いわけではないロッテなら一気に最下位に転落する可能性も少なくありません。2位とはいえ終盤までソフトバンクと優勝争いを演じた今シーズンの躍進を無駄にしないためにも、球団フロントは相当の覚悟と責任を持って残留交渉に当たる必要がありそうです」(野球ライター) 現在指揮を執る井口資仁監督が就任した2018年以降、5位、4位、2位と毎年着実に順位を上げているロッテ。この流れのまま来シーズン優勝を勝ち取るためには前述の4名は必要不可欠な存在だが、果たして残留交渉を円滑に進めることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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