芸能ニュース 2020年11月20日 13時00分
くっきー!、キンコン西野に「頭下げてみようと思うてます」 5年ぶり絵本は「すごく良い本」
野性爆弾くっきー!の最新作『口だけ紳士と6つの太陽』(ヨシモトブックス)の出版記念トークイベントが19日、渋谷「PARCO de YOSHIMOTO」で行われた。 アーティストとして大注目のくっきー!。展覧会「超くっきーランド」は国内外で55万人の来場者を記録し、世界最大の美術市場『Artexpo New York』の「最も注目する5人」に選出されるなど、内外でくっきー!熱が高まっている。 >>くっきー!「地下にもう一つ渋谷を作って」「移動式渋谷」奇抜なアイデアで渋谷を盛り上げる<< 5年ぶりの絵本『口だけ紳士と6つの太陽』は「嫌な時代じゃないですか。おねえちゃんと関係を持ったら怒られたりするような時代の中、『ほんまにお前、頭下げてんの?』という世ただしもの」。数か月前に本の企画が持ち上がり、「必死こいてひねり出したものですね。前々から構想があったわけでもなく」とぶっちゃけた。 本作はストーリー、絵、ナレーション、音楽の全てをくっきー!が制作。描きおろしの絵にロリータ界のカリスマ・青木美沙子が実写で融合する斬新な作風となった。「忙しいお母さん方」に向けて、付属のQRコードからくっきー!本人の読み聞かせ音声もダウンロード可能。自身の夫婦関係は「この前、ちょっと高めのギター買ったら『頼むから死んでくれ』と言われた」そうで、「良い嫁ですよ。ありがたい」と感謝していた。 対象年齢は「0歳から18歳。すごく良い話だと思います。今までは小ゲロが出ちゃうような話ばかりだったんですけど、(今作は)ゲロすら出ない。乾き嘔吐です」と独自のセンスで解説。第2弾は「出版社によるかなあ。ヨシモトブックス以外ならGO」。映画化する際には、同じく絵本作家で作品が映画化された西野亮廣(キングコング)に「頭下げてみようと思うてます。『君のとこでなんとかならんかな?』って。土下座くらいですかね」と身内ネタで笑わせた。 アーティストとしての目標は「カールスモーキー石井(石井竜也)さん。8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)で丸いバイクを作ったりとか、映画撮ったりとか」と意外な答えを披露。『ドキュメンタル Season8』(Amazonプライム・ビデオ)優勝など「ええ1年」と話す2020年を、漢字一文字で表わすと「銀。果たして金メダルを獲れたんか?と。自分の中ではもっと頑張れた。歯医者通いもして銀歯もなくなったんで」と振り返った。 最後に「一生懸命、描きました。一生懸命、お金を集めて買ってください」とPR。本作の原画展とポップアショップは11 月20 日から12 月8日まで渋谷「PARCO de YOSHIMOTO」で開催される。