芸能ニュース 2021年08月14日 19時00分
元オウム上祐氏、ゴマキ弟も出演 話題の「街録ch」、運営者と人気を獲得のワケは
多くのチャンネルがあるYouTubeで、ひそかな人気を集めているのが「街録ch」だろう。芸能人から無名の人物まで、街頭でインタビューした、30分から1時間ほどの長尺のコンテンツが毎日のように更新されており、じっくり見られると好評だ。2020年3月に開設後、徐々に登録数を伸ばし、現在は約43万人(7月末現在)となっている。 運営者はフリーのテレビディレクターだった三谷三四郎氏。最初の1カ月ほど毎日動画を更新するも収益は約1万円。1本あたり300円ほどだったというが、現在はスポンサーなども付き収益を上げているようだ。 三谷氏は主にバラエティ番組を主戦場としていただけあり、「街録ch」には東野幸治や千原ジュニアなどのお笑い芸人が多く登場する。だが、そこにとどまらないのが「街録ch」の魅力だろう。 >>有吉弘行「はっきり言って、第七世代なんて幻だよ」人気格差に言及? YouTubeチャンネルに本音<< 7月には元オウム真理教信者で現在はひかりの輪代表を務める宗教家の上祐史浩氏が出演。生い立ちから、ヨガ修行で得た神秘体験、オウム真理教入信まで。さらに、一連の事件や現在までをじっくりと語り下ろした。これにはネット上で「なんというか当時あの状況でメディアにでて、挑発とか開き直りとかの飛び道具を使わずひたすらロジカルに躱(かわ)し続けた人間の圧倒的な言語能力を感じた」「不思議な高揚感と懐かしさがある」といった声がネットでは聞かれる。素朴な質問をポンポンとぶつけてゆく三谷氏の体当たりの姿勢も評価されているようだ。 そんな三谷氏は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)でADを務めていた時代、生放送中に携帯電話を鳴らすハプニングを起こしている。タモリには謝ったが、出演者だった女優の天海祐希にも謝罪したいと意欲を示していた。そうしたコラボも今後実現するか気になるところだ。 7月にもう一つ話題になった動画が元モーニング娘。のゴマキこと後藤真希の弟である、後藤祐樹氏の出演だ。「ゴマキの弟」としてEE JUMPで芸能界デビューをするも、音楽性に不満を持っていたとのエピソードを語った。さらに刑務所生活や、出所後の現在の仕事などについても余すところなく語り尽くした。やんちゃな時代を振り返る後藤氏の言葉遣いは非常に丁寧であり「なんかユウキ見直したわ。色んな経験をしてるからこそ、冷静に物事を判断して、人に優しく出来るんやろな…」「改めて見ると、やっぱりゴマキ同様にイケメンだと思った」といった声が聞かれる。 誰もが知る人物の意外な素顔が、じっくりとした語りから浮き彫りになるのが「街録ch」の魅力と言えるかもしれない。