ミステリー 2021年10月09日 23時00分
米軍の秘密兵器が激写される!?米軍の極秘基地内で撮影された映像
先日、米軍の極秘実験場の中に「黒い謎の戦闘機」が運ばれていく様子が目撃、撮影されて話題になっている。 問題の動画はTikTokにアップされたもので、アメリカの軍事開発基地と思われる場所の内部に、平たい円盤を思わせる形状の機体をトラックが牽引して運ぶ様子が映されている。撮影者は驚いているようで、動画に音声も残した。 >>今年はネッシー当たり年!?ネッシーの目撃証言が昨年の総数を上回る<< この動画は海外でネットの話題を中心に扱うルーベン・ホフス氏に注目され、Twitterで拡散されメディアやThe War Zoneなど、軍事関係に興味を持つ人たちの目に留まり、最終的にロッキード・マーチン社や国防総省まで影響が及んでいる。 ホフス氏らは機体の背後にある足場や周囲の風景から、撮影場所をロッキード・マーティン社のスカンク・ワークス本社(米カリフォルニア州パームデール)の近くにあるヘレンデール・レーダー・クロス・セクション(RCS)測定施設と特定。ここはアメリカのモハーベ砂漠にあり、ステルス機のレーダー反射率を測定する場所だ。 また、動画に映っているのは米軍の秘密兵器や試作機、超音速戦闘ドローンあるいはステルス戦闘ドローン、または新型B-21レイダーズのデモンストレーター、もしくはテスト車両ではないかと具体的に推測する人もいた。だが別の軍事サイト「The Aviationist」でも、その物体を特定することはできなかった。 The War Zoneによると、この施設には厳重な警備が敷かれており、普通の人はそう近寄れないはずだという。このことから「スカンク・ワークス社がわざと撮影させ、流出させたのではないか。それらしいものを表に出して、みんなが議論しているうちに、本当に秘密にしたいことを隠して裏で進めていく作戦では」と深読みする人もいた。 またThe War Zoneはこの機体が上下逆さまに運ばれていたことや他の次世代機に似ていたことから、実際の戦闘機なのか、スケールモデルなのか判別できないとしている。 The War Zoneは、スカンク・ワークスの副社長兼ゼネラル・マネージャーのジェフ・バビロン氏(ロッキード社員)にインタビューを試みたが、セキュリティ関係の理由で質問に答えることを拒否されたと述べている。また、空軍参謀総長チャールズ・Q・ブラウン将軍への別のインタビューでは、ブラウン将軍が「その特定の写真については知らない」とし、コメントを拒否している。そしてロッキード・マーチン社も「スカンク・ワークスが行うことの85%は機密事項である」と主張しているという。この動画に捉えられていたものは、非機密の15%にあたるものだったのだろうか。一連の動画は極秘のテスト運用の様子を捉えたものか、あるいは大規模なセキュリティ違反、もしくはその両方だったのではないかと考えられている。 折しもアメリカ空軍は現地時間9月20日に行われた「State of the Forces」の演説の中で、5機のB-21試験機が現在建設中であることを発表している。動画に捉えられたのはそのうちの1機だったのだろうか?(山口敏太郎)関連動画MYSTERIOUS STEALTHY SHAPE THAT RESEMBLES FUTURE FIGHTER CONCEPTS SPOTTED AT RADAR TEST RANGE || 2021https://www.youtube.com/watch?v=JR3BXSY-2g0関連記事UFO frenzy as mysterious craft filmed being towed into secretive US military base(dailystar)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/ufo-frenzy-mysterious-craft-filmed-25061232Skunk Works and Pentagon Refuse to Comment on Video of Mysterious Aircraft(mysterious universe)よりhttps://mysteriousuniverse.org/2021/10/skunk-works-and-pentagon-refuse-to-comment-on-video-of-mysterious-aircraft/