ラム
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その他 2023年06月25日 22時22分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ アプルトン編
今回ご紹介致しますのはラムでございます。そのラムは《APPLETONアプルトン》です。こちらはジャマイカのラムでございます。ジャマイカのラムと言えば《マイヤーズ》が有名ですが、こちらのアプルトンの方がジャマイカで一番古い蒸留所だったりします。お店的にはこれだけでお客様に結構勧め易かったりします。創業は1749年。創業者はイギリス人の《ジョン・アプルトン》氏。このお酒は創業者の名前がついた物です。この会社は、材料である《サトウキビ》の栽培から瓶詰までを自社で行っており、その品質の高さで世界中のコンペティションにおいて数々の受賞を頂いております。ちなみに仕込み水は敷地内の湧き水を使っており超軟水なので日本人にも受け入れやすい味となってます。一般的にラムは砂糖を添加している物も多く有りますが、こちらは砂糖の添加をしてないのでスッキリした飽きのこない味に仕上がってます。蒸留は銅製のポットスティルとコラムスティル(連続式蒸留器の1種)の二つの原酒を合わせた物になってます。調べた所、ポットスティルの原酒だけを用いた《ハーツコレクション》と言う物もありました。18年物と37年物が昨年販売されていて、ラム好き憧れの一品となっております。わたくしも機会が有れば飲んでみたいのですが、お値段が・・・さて、このお酒との最初の出会いはお客様に紹介されたと記憶しております。たしか1991年だったと思うのですが、当時のラムのラインナップは【マイヤーズ、バカルディ、ロンリコ、レモンハート、パッサーズ、ロンサカパ、ハバナクラブ、カリビアンクラブ、バルバンクール、クレマン、コルバジャマイカ、ラムスネイビー、ラムス8年、パンペロ・アニベルサニオ、トロワ・リヴィエール・・・etc】まぁまぁの品揃えでした。何故だかアプルトンは無くラム好きのお客様から「アプルトン頂戴!」と言われ、置いて無い事を伝えると、「美味しいラムだから置いた方が良いよ!」と。無いお酒を注文されると悔しい性格なので、速攻仕入れた事を覚えております。今では色々なラムが手に入るので意外にスルーされがちなラムかもしれませんが安定供給されていて、かつ美味しい物なので未だ飲んでいない方には是非お試しいただきたい一品で御座います。美味しいラムの基準になると思います。その実力は間違いなくあります。珍しけりゃ良いってもんでもないですからね!これからの季節ホットで飲むのも良いですよ。私のおすすめは《ホット バタード ラム カウ》です。何故かこれを飲むと恐ろしいだけの眠気が・・・wリラックス効果がえげつないカクテルなので不眠症の方にもオススメします。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年06月15日 22時00分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ハバナクラブ15年編
ハバナクラブは3年5年7年が正規輸入されておりましたが、15年物は中々入手する事が出来ませんでした。今はインターネットがすっかり定着したので何とでもなりますが、昔は本当に大変でした。私がこのお酒と出会ったのが1991年と記憶しています。まだ世間的にはバブルは弾けていなかったはず。当時私は中野区の野方で雇われマスターをやっていたのですが、色々な酒屋さんに仕入れをしに行ってました。その中の一軒が池袋の外れにあったのですが、そこにハバナクラブ15年はありました。現行型のボトルデザインとは全く違い、肩の無いトール瓶でした。ブラックメタリックのラベルだったような・・・たしか三菱商事が引っ張って来ていたはずです。違ったらごめんなさいw当時の若者はバーボンが主流で、もっと大人はブランデー(主にヘネシー)女性はカクテル(ピーチツリーフィズとかカルアミルクとか)を楽しんでいました。サブカル系がキンキンに冷やしたスピリッツを流し込んでいた感じです。今現在人気も値段も上昇中のウイスキーは誰も飲まず、出たとしてもシーバスかオールドパー、モルトならグレンリヴェットかマッカランてな感じで今からは全く想像できない状況でした。私は今となっては幸いにもその当時にスコッチウイスキーに興味を持ち、当時でも入手し辛かったモルトをバンバン仕入れ、ここぞとばかりに勉強していましたので、オーナーに「スコッチばっかり仕入れてね???」とか突っ込まれたものですwwwそんな勉強の中で当然他のお酒にも興味を持つ訳ですが、興味のベースがスコッチなので熟成感が気になる訳ですw熟成に関してジンやウォッカは論外なので当然ラムとテキーラに目が向きます。そんな中でのハバナクラブ15年との出会い。それはもう衝撃でした。今でこそもっと熟成年数が長いものだったり色々面白い事をやっている物だったりするものがチョイチョイありますが、当時はそんな物はありませんでした。出会いから30年経ちますが、私の中では今もこのお酒は別格となってます。製造国が《キューバ》と言う事もあり引っ張ってこれる量も少ないのでしょうが、出来たら皆様にも試して頂きたいと思います。猪木さんも愛した《ハバナクラブ15年》置いてある所は少ないと思いますが、何処かで見かけたら飲んでみて下さい。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。偉大なるプロレスラーアントニオ猪木氏に献杯!監修Bar ADDICT
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