ミステリー 2020年10月31日 23時00分
電源が入っていないのに不気味な声で歌い出す?テディ・ラクスピン
10月27日は世界的に人気のある熊のぬいぐるみ、テディベアの日だ。テディベアの名前はセオドア・ルーズベルト大統領の愛称にちなんだものだ。狩りの途中で瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反するとして、逃がしてやった逸話に由来している。このニュースが報じられた時、アメリカでは熊のぬいぐるみのおもちゃが流行しており、これも手伝って「テディベア」と呼ばれるようになったのだという。ルーズベルト大統領から10月27日をテディベアの日とした。 >>紀元前の悲恋?「ハサンルの恋人たち」<< その後、多くの会社がテディベアや関連するおもちゃを販売するようになった。1980年代にはアメリカでとある熊のぬいぐるみが発売され、大人気になった。それがテディ・ラクスピン(Teddy Ruxpin)だ。テディ・ラクスピンはシャツを着た熊のぬいぐるみで、テープデッキが内蔵されている。ここに専用のカセットテープをセットして電源を入れると、挨拶したり物語をお話ししてくれたり、歌ったりするのだ。 「お話しできるぬいぐるみ」は当時としては画期的で、アメリカではかなりの大ヒットとなったそうだ。なお、日本にも輸入され、1985年にツクダオリジナルから発売されている。日本では発売終了となってしまったが、アメリカでは今でもバージョンを変えて売れ続けている人気商品だ。 さて、このテディ・ラクスピンだが、実は奇妙な話が多数存在するぬいぐるみでもある。購入者の中には「勝手に話し始めた」「不気味な声で歌い出した」「普段とは全く違う喋り方をしてきた」という体験談を口にする人が多く出てきたのだ。 ある人は「テディが奇妙な質問を繰り返してきた。その時はテープに仕込まれている音声で喋っているのかと思っていたが、電源を落とそうとスイッチの場所を見ると、既に『オフ』の状態になっていた。もしかして配線に問題が出たのかと思って『オン』と『オフ』を切り替えてみたが、テディは話し続けていた。それどころか『痛い!』と言い出したので思わず手を離してしまった。翌日になって部屋に残したテディの様子を見ると、『君はまだそこにいる?僕は君とお話できることを知っているよ』と語りかけてきた」という体験を語っている。 他にも「『ハッピー』という単語を途切れ途切れに繰り返しながら階段の上に座っていた。その時、階段の照明がテディの声に合わせて明滅していた」「まるでチェーンソーのような不気味な音を立て出した」という証言も寄せられている。 人形やぬいぐるみには魂が入る、とされているが、喋ることができるようになったがために、奇妙な言葉を発するようになったのだろうか?関連記事Teddy Ruxpin Horror Storieshttps://m.ranker.com/list/teddy-ruxpin-horror-stories/suzanne-jennett