スポーツ 2022年01月06日 15時30分
ソフトB、新助っ人獲得も「補強とは呼べない」厳しい声 実績は豊富も今後に懸念相次ぐワケは
8年ぶりのBクラスに沈んだ昨季からの巻き返しを図るソフトバンク。5日、32歳の右腕投手・チャトウッド(前サンフランシスコ・ジャイアンツ)を獲得したと球団が発表した。 >>ソフトB・和田の更改後コメントに驚きの声「相当なビッグマウス」 史上5人目の快挙達成を宣言、不甲斐ない先発陣への怒りも?<< 球団公式サイトはこの日、「タイラー・チャトウッド選手が入団いたしますので、お知らせいたします」とチャトウッドの入団を発表。合わせて、「カブス時代にチームメイトだったダルビッシュからも日本について多くの良い話を聞きました。日本の文化、ホークスという歴史ある強豪チームで日本の野球を経験できることをとても楽しみにしています」という本人のコメントも掲載されている。 2011年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビューを果たしたチャトウッドは、同年から昨季までに先発・リリーフとして「229登板・52勝60敗15ホールド5セーブ・防御率4.45」といった通算成績をマーク。なお、入団コメントで名を挙げたダルビッシュ有とは、2018~2020年にかけシカゴ・カブスで共にプレーしている。 チャトウッドの獲得を受け、ネット上には「MLBで50勝以上挙げた実績を見ると期待しかないな」、「先発・リリーフどっちもいけるから使い勝手も良さそう」と期待する声が多く見られる。一方で、「既に助っ人枠オーバーしてるのに新選手とって大丈夫なのか?」、「あまり補強とは呼べないな、枠的に使いどころ無くて持て余す気しかしないし」、「枠から漏れたチャトウッドが不貞腐れるなんてことが無ければいいが…」と獲得に懐疑的なコメントも多数挙がった。 今オフのソフトバンクはチャトウッドの他にレイ、ガルビスと2名の新助っ人を獲得。ここに既存助っ人のモイネロ、スチュワート・ジュニア、デスパイネ、グラシアルの4名を加えると合計7名となるが、現球界では一軍外国人選手枠は5名(ベンチ入り枠は4名)のため、枠から漏れた2名は二軍暮らしを強いられることとなる。 「ソフトバンクの今季助っ人枠は絶対的セットアッパーのモイネロ、昨季8月までチームでプレーし防御率『2.03』をマークした出戻り助っ人のレイ、MLB通算109本塁打のガルビスの3名は当確。また、残る2枠にはNPB通算170本塁打のデスパイネ、同52本のグラシアルの2名が入ることが有力とみられています。球団はこの5名に故障・不調などがあった時に備え、“保険要員”としてチャドウッドを獲得したものと思われますが、枠の関係で二軍暮らしが長引くような展開になれば本人のモチベーションに関わるのではと危惧しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 球界では昨季、枠の関係で後半戦二軍スタートとなった阪神・マルテが、自身の公式インスタグラムに『もう準備はできている!』と不満をにじませた内容を投稿したことで物議を醸している。このこともあり、一部からは「マルテのような事態を避けるためにも、首脳陣には助っ人との意思疎通は丁寧にやってほしい」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について福岡ソフトバンクホークスの公式サイトよりhttps://www.softbankhawks.co.jp/index.htmlマルテの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/jmarte19/