芸能ニュース 2021年07月11日 14時00分
サンド、爆問の秘蔵っ子に美しすぎるモデル芸人がいた
お笑い芸人の仕事がボーダレス化しており、モデル起用も珍しくなくなった。吉本興業の元漫才師・アジアンの馬場園梓はぽっちゃり体型が買われ、11年からファッション誌「steady.」の専属モデルを務めた。吉本新喜劇座長の小籔千豊は188センチの長身を生かして18年まで、芸人史上初めて「NYLON JAPAN」と「ViVi」と「VOCE」で3誌同時モデルを務めた。 吉本芸人以外では、爆笑問題率いるタイタン所属の若手コンビ「ダニエルズ」のあさひ。かねてから、コントで扮する女装が笑えない“レベチ”の美しさであることに定評があったが、昨年夏に発売されたファッション誌「装苑」9月号でモデルデビュー。変身をテーマにした特集で、EXITほかあまたの芸人に圧倒的な差を見せつけた。オールアップのヘアスタイルに濃厚なメイク、真紅の口紅は女性モデルそのもの。ジェンダーレスな妖艶さで大きな反響があった。 >>美女芸人が増加中? 吉本新喜劇にミスコン出身、人力舎に元アイドル芸人も<< 副職でお笑いコンビを組んだ現役モデルもいる。サンドウィッチマン率いるグレープカンパニー所属の「まかろにステーション」のギャビンだ。アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ出身の26歳。身長185センチで、明治大学経営学部経営学科卒の国際派イケメン。両親は医者で、兄と姉は弁護士。もう一人の姉はアメリカ政府のエージェントという筋金入りの超ハイスペファミリーだ。芸人になる前はエルメスやグッチといったハイブランドのモデルを務めていたが、お笑い好きを抑えきれずに芸人の道へ。およそ3年間、モデルと芸人を両立させている。 英語のTOEIC、TOEFLは満点。通訳なしで渡航できる長所が買われて、昨年は「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)の難関オーディションを突破した。ところが、その直後にコロナ禍が直撃。番組のセールスポイントである海外ロケがストップし、1年ほど宙ぶらりんだったが、越年して今年4月18日にギャビンの単独新企画「働いて日本を学ぶボランティア旅」が始動。初回では京都を訪れ、北野天満宮のライトアップや京都芸術大学の巨大ねぶた制作を手伝った。 サンドは、「2021上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)の「お笑い芸人部門」で1位になった。「日経エンタテインメント!」の「好きな芸人ランキング」で3年連続首位を継続中の“Mr.好感度”。そのお眼鏡にかなったギャビン。モデルとしては一流。芸人としては半人前だが、自力で勝ち取った人気バラエティの枠。現在はまだお試し期間だが、正式にイッテQ!ファミリーとして迎合されるかが次のハードルだ。 爆問もサンドも、容貌ではなくネタ一本でのし上がった。美しすぎるあさひ、インターナショナル芸人のギャビンは、恵まれた武器を今度どう生かしていくか。(伊藤由華)