スポーツ 2020年09月20日 06時30分
RIZINにジェームス・ライディーン改めディラン・ジェイムスが参戦、元・貴ノ富士と対戦!
総合格闘技イベントRIZINは27日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催する『RIZIN.24』の追加カードを発表した。 サプライズとして発表されたのが、ジェームス・ライディーンなどのリングネームで、プロレスラーとして日本でもおなじみのディラン・ジェイムスが、暴力問題などを起こして昨年10月に引退した大相撲元十両・貴ノ富士のスダリオ剛とMMAルールで対戦するカードだ。 今大会はフジテレビ系列で全国生中継が決まっており、裏番組にはTBS系ドラマ『半沢直樹』の最終回が控えている。そんな中メインイベントとして行われる予定の那須川天心対皇治のドリームマッチとともに、榊原信行CEOがかねてから話している「お茶の間に届くもの」として、このカードが決定したものと思われる。 ジェイムスは、かつてECW、WWEで暴れ回ったダッドリー・ボーイズ(現・チーム3D)が主宰するチーム3Dアカデミーでプロレスの基礎を学ぶ。2010年に地元ニュージーランドでプロレスデビューし、翌2011年には日本のプロレス団体ZERO-1に参戦、初来日を果たす。2013年には田中将斗をハイアングル・パワーボムで仕留め、第15代ZERO-1世界ヘビー級王座を獲得。巨体を活かしたパワー殺法を武器に、常連外国人ファイターとしての地位を不動のものにした。その後はZERO-1から離脱し、アメリカに活躍の場を求めたが、2018年に全日本プロレスで日本マット復帰を果たした。 全日本マットでは、同年3月に崔領二とのタッグで、ゼウス&ボディガーを撃破し、第82代世界タッグ王者となる。さらに第41回世界最強タッグ決定リーグ戦では、ジョー・ドーリングとタッグを組み、優勝。平成最後の世界最強タッグ決定リーグ覇者となった。現在は日本に住み、日本マットでのさらなる飛躍を誓っていたところだったが、かねてから興味のあったMMAヘの挑戦を決意。中学・高校時代はフリースタイルレスリングに熱中し、レスリング漬けの生活を送っていただけに、パワーとテイクダウンには絶対の自信を持っている。ど迫力ファイトでスダリオを蹴散らし、一気にその名を世間にとどろかせたいところだろう。 ジェイムスの代理人としてコメントしたランズエイドのウエザイルは「MMAにはプロレスが足りない。橋本真也から継承した袈裟切りチョップとラリアットを出すかもしれない」とプロレス技の披露を予告。ジェイムスも「すごいものを見せてやるから覚悟をしておけ!」と、スダリオを挑発した。面白い試合が見られるかもしれない。(どら増田)