スコッチ
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その他 2023年08月12日 21時30分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ロッホリー編
紹介するお酒は【LOCHLEA / ロッホリー】です。多分聞き覚えが無いと思いますが、それもそのはず、新しく出来た蒸留所です。蒸留所の場所はスコットランドのローランド地方。21世紀になってから沢山増えました。まぁ、元々お酒の製造に関しては盛んな地方です。イングランドに隣接していますのでね。ではロッホリー蒸留所について書いていきましょう。設立は2017年、翌年8月より生産開始された新しい蒸溜所です。スコットランドの偉人【ロバート・バーンズ】家が所有していた農場の土地に設立されました。ロッホリー蒸溜所のマネージャーはアードベッグ等、各蒸溜所で経験を持つ【MalcomRennie/マルコムレニー】氏が就任。年間総生産量は少量の20万リットルで、小さい蒸留所として有名な【エドラダワー】より少ないです。 *エドラダワーは26万リットル。ファーストリリースは2021年1月25日の「バーンズの日」に合わせて突如7385本限定でリリースされ、24時間で完売。蒸溜所初の3年熟成のシングルモルトで、バーボン樽とPX樽で熟成された原酒がブレンドされてます。このファーストリリースは、何のアナウンスも無く、いきなり発売されましたが瞬殺でした。。。残念ながら入手出来ませんでしたが、この度スタンダード品がリリースされました。それが今回紹介している「ロッホリーアワーバーレイ」です。こちらは自社栽培の大麦100%からつくられるシングルモルトウイスキーで、3種類の樽原酒を使用しております。【ファーストフィルバーボンバレル、オロロソシェリーカスク、STRバリック(小樽)】の3種類です。家族経営で行っており着色はせず、冷却濾過も行ってません。ローランドの特徴である3回蒸留は行わず、2回蒸留となってます。ポットスティルの写真を見ましたらストレート型のどっしりとしたタイプ。これぞポットスティルと言う形です。情報無しに味わいを楽しむとローランドだと気付く人は居ないんじゃないかと思います。しっかりとした味わいで丁寧に造られていることがよく解ります。新しい所が素敵なお酒を造ってくれると、とてもありがたいですね。それ程出回っているお酒ではありませんが何処かで見つけたら是非お試しください。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月15日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ シンジケート編
さて、今回のお酒は【シンジケート58/6】です。日本では1991年より輸入されているブレンデッドスコッチウイスキーです。しかも輸入元が「角川春樹事務所」でした。《1958年》に6人のグループが30年以上放置されたウイスキーの樽をリースの港で偶然に発見!すべて買い取りプライベートブレンドを作った。それは何時しか周りの知る事となりオリジナルと同じ製法で世に出る事となった。。。バーテンダー的にはこんな把握の仕方だと思われます。さて、このシンジケートですが一応使われているお酒が公表されておりますので紹介致します。(1)トーモア 1960(1959)(2)ダルモア(3)バルブレア(4)トマーティン(5)ロングモーン(6)グレングラッサ(7)インチガワー(8)グレンキース 1960(1957)(9)グレングラント(10)キャパドニック(11)ダフタウン(12)グレンファークラス(13)タムナヴーリン 1966(14)トミントゥール 1964(15)ブラドノック(16)キンクレイス 1957(17)インヴァーリーヴン(18)ブルイックラディ(19)インヴァーゴードン(グレーン)(20)ノースブリティッシュ(グレーン)えー、説明に対して突っ込んでみました。輸入する時に盛っちゃった感が凄いです、まだ存在していないお酒が使われているってのがねぇ。。。素晴らしく美味しいウイスキーなので訳の分からないエフェクトはかけて欲しくないんですけどね。現在は18種のモルトと4種のグレーンで作られていると、熟成はソレラシステムで行われ、最終的に4年熟成のシェリー樽でフィニッシュされていると。モルト65% グレーン35%のクラシカルブレンドである事。オフィシャルのページに書いてありました。現存しているオリジナルも存在しており、熟成期間も12年でした。ブレンデッドの勉強には必要不可欠な一本だと思いますよ。何処にでもあるお酒では無いですが一定レベル以上のお店には置いてある確率が高いので是非試してみて下さい。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年03月25日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ダルムナック編
さて、今回は《DALMUNACH/ダルムナック》です。*ダルメニャックとも読みます。こちら正真正銘スコッチのシングルモルトです。モルト好きな方でも耳なじみが無い方がほとんどだと思います、それもそのはず極々最近造られた蒸留所だからです。蒸留所のオーナーは名酒《シーバス・ブラザーズ社》で2015年から稼働している最新鋭の蒸留所です。現在シーバスはフランスの《ペルノ・リカール社》傘下となってます。場所はスペイサイドのマレー地区で、元々は《インペリアル蒸留所》が在ったところです。では、このインペリアルからのダルムナックへの歴史を覗いてみましょう。1897年 《ダルユーイン》と《タリスカー》、2つの蒸溜所を所有していた《トーマス・マッケンジー》が事業拡大の為に設立する。1898年 蒸溜所の運営会社であるインペリアル・ディスティラーズが、ダルユーイン、タリスカーと合併し、ダルユーイン・タリスカー・ディスティラーズとなる。1899年 パティソン事件の影響を受け閉鎖。*これは大事なので次回書きます。1916年 ダルユーイン・タリスカー社は《ジョン・ウォーカー》《デュワーズ》DCL(Distillers Company Ltd. / 現ディアジオ)などが組織した共同事業体により買収される。1919年 蒸溜所再開。1925年 DCLがジョン・ウォーカー、デュワーズなどを吸収、これによりインペリアルはDCL傘下に。同年蒸溜所は再度閉鎖される。1955年 蒸溜所再開。1964年 スチルを2基増設し計4基とする。フロアモルティングを《サラディンボックス》に切り替える。*大きな部屋を四角に区切り、そこに大麦を入れて、下から空気を送って撹拌するやり方。(四角区切りの部屋をサラディンボックスという)現在はタムデュー蒸留所のみ使用中。1985年 蒸溜所閉鎖。1989年 蒸溜所はアライド・ディスティラーズ(Allied Distillers)へ売却される。1991年 蒸溜所再開。1998年 蒸溜所閉鎖。2005年 蒸溜所はペルノ・リカール社へ売却される。2013年 蒸溜所施設が解体・撤去される。2015年 蒸溜所跡地にダルムナック蒸溜所が設立される。ちなみに、現在の蒸留器は8基有り、インペリアルの物を複製したポットスティルが使われているそうです。この新しい蒸留所のアルコール年間生産量は1000万ℓで、全てシーバスのブレンデッド用に使われる事になってます、・・・が、今回のこのボトルもそうですが、確認できただけでも既に4種類程ボトラーズとしてリリースされており、まぁ珍しいモルトには違いないので何処かで見かけたら飲んでみる事をお勧めいたします。今日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年03月19日 22時30分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ダルモア編
今回紹介致しますのは《ダルモア/DALMORE》です、スコッチのシングルモルトで北ハイランド産でございます。ダルモアはゲール語で《広大な牧草地》の意味です。1839年に《アレクサンダー・マセソン》が設立、その後1867年に地元の農家《マッケンジー兄弟》が蒸留所を譲り受けます。それから長きにわたってマッケンジー家が、運営をしていきました。ダルモアのボトルに描かれた牡鹿は、このマッケンジー家のエンブレム、中々由緒あるエンブレムらしいので気になる方は調べてみて下さい。このマッケンジー兄弟は、ホワイト&マッカイ社の創業者と友人関係だったそうで、そのことからブレンデッドウイスキー「ホワイト&マッカイ」へ原酒としてダルモアを提供しています。その後、第一次大戦中に蒸留所は、連合軍に接収されてしまいます。1917年には全てのウイスキーが運び出され、生産停止に。その後、海軍本部に接収され、地雷の組み立て工場として使われていたそうです。1920年にマッケンジー家が蒸留所を買い戻しますが、その直後に「アメリカ禁酒法」そして第二次大戦が蒸留所を襲います。経営難になり、1942〜45年の間休止を余儀なくされます。1945年に再稼働。1960年にホワイト&マッカイ社の傘下になります。ただ運営はマッケンジー家がそのまま引き継ぐ形になりました。そこからしばらくマッケンジー家のものが同社の役員となっています。この合併でポットスティルを8基に増産し、年間430万ℓと生産量を大きく伸ばしました。話によると13人態勢で24時間フル稼働しているそうです。2007年、インドの《UB/ユナイテッド・ブリュワリー社》が蒸留所を買収。この時、経営権がマッケンジー家から離れました。そして2014年、フィリピンの《エンペラドール社》が蒸留所を買収。以降エンペラドール社所有の蒸留所として稼働し続けています。現在のオーナーであるエンペラドール社はブランデーの製造会社です。日本では全く無名ですが、一応世界一売れているブランデーとの触れ込みです。調べてみたら日本人がイメージするブランデーとは、ちょいと違いました。日本人がイメージするブランデーは《フルーツブランデー》と言います。それに《穀物であるトウモロコシ》のお酒を混ぜた物を《カットブランデー》と言います。更にこれにフレーバーや甘味を加えた物を《ブランデーリキュール》と呼びます。エンペラドールはブランデーリキュールなので世界一と呼ばれてもどうなの?って感じですが。。。ダルモアに話しを戻しますと、このお酒はオススメです。何故か知名度もそんなに高くなくバーテンダーもそんなに押さない感じですが、非常に豊かな香りと味わいがあるので絶対に押さえておいた方が良い一品です。随分とお高くなった現行型の〇ッカ〇ンを有難がって飲むくらいならダルモアをチョイスした方が個人的にはカッコイイと思いますけど。本日も貴方の酒道が素敵な物でありますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年03月05日 22時00分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ブラドノック編
初回ですご紹介いたしますのは・・・【ブラドノック/BRADNOCH】です。こちらローランドモルトでスコットランド最南端のマッカース半島で作られているモルトで、私が知る限り、この蒸留所が歴史上一番落ち着きが無いかもしれませんwそれではザックリと辿ってみましょう。1817年にジョン・マクレランドとトーマス・マクレランドにより設立1905年に閉鎖1911年、北アイルランド、ダンビル社(アイリッシュウイスキーのブレンダー)が蒸留所を購入し、操業を再開1937年にはダンビル社の清算により再度閉鎖*新たなオーナーになったロス・アンド・コールター(グラスゴーのウイスキー仲介人)は操業しませんでした。*この時、蒸留所設備と残存原酒をスウェーデンに売却1956年に A・B・グラントが買収、操業を開始1964年にMcGown&Cameron Ltd.が買収*1966年に同社がポットスチルを4基に増設1973年には【インバー・ハウス・ディスティラーズ】が買収1983年にはアーサー・ベルが引き継ぐ*この時近代化改修が始まる1985年 ギネスによりアーサー・ベルが買収1986年 ギネスにより買収されたDCLと統合され、ユナイテッド・ディスティラーズ(現ディアジオ)となり、UD傘下に1993年 蒸留所を閉鎖。1994年 北アイルランドの建築家レイモンド・アームストロングが蒸留所を購入。*当初は別荘地として改築し利用する予定でいたが、周りの意見を汲み、蒸留所として再開を決断2000年 操業を再開。*UD社との交渉の末、年間10万リットルを条件に生産を開始2009年〜2010年頃に蒸留を停止2014年 破産申請2015年 オーストラリアの実業家デイビット・プリオールとギャビン・ヒューイット(元SWA CEO)が蒸留所を購入2017年 操業を再開、現在に至るまぁ200年以上やっている蒸留所なので色々ありますが、ここのモルトはどのボトルを飲んでも外れたことが無い!、非常に優秀だと思います。初心者にも優しい味わいなので是非飲んで頂きたい一品です、ちなみにローランドモルトは割と個性が弱めと言われてます。伝統的に3回蒸留が行われていたり蒸留器がちょいと大きめだったりするので他の地区の蒸留所と比べると確かに野性味が足りない感じは否めません、その代りと言っては何ですが熟成感は早めに出る傾向が強いので是非自分の飲みスタイルの中に一本でも良いので登録して頂ければと思います。今日も一緒に美味しいお酒を楽しみましょう。監修Bar ADDICT
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