芸能 2025年10月28日 21時00分
結成30周年ガレッジセール、「紅白」にも出場する大ブレークからの転落はゴリの横暴な態度と普天間基地問題への発言か
今年コンビ結成30年を迎える沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセールの川ちゃんこと川田広樹が25日、ニュースサイト「集英社オンライン」でコンビ結成から今の2人の距離感を初めて語った。お笑いとは全然違うことを勉強していた2人だが、突然ゴリから電話で「お笑い、一緒にやろうぜ」と誘われ結成に至ったという。22歳当時、「『よし、1回ちょっとやってみよう』と、60万円だけ握りしめて上京しました。相方は大学を、僕はデザイン専門学校を辞めて。1994年ごろだったかな」と話し、1997年に日本テレビ系バラエティー番組「ロンブー荘青春記」のレギュラーに抜擢される。以降はフジテレビ系長寿番組「笑っていいとも!」をはじめとする人気番組のレギュラーの座に就き、2000年のバラエティー番組「ワンナイR&R」で大ブレークを果たした。川田は当時について、「『ワンナイ』のころがいちばん忙しかったですね。ちょうどNHKの朝ドラ『ちゅらさん』(2001年)も始まって。めまぐるしい状況に取り残されないように、食らいついていくことに必死でした。もう訳がわからんかったですね、睡眠をとれるのは移動中くらいで」と語り、多忙のあまり休みがほとんどなかったという。だが、そんな売れっ子コンビに暗雲が立ち込める。2006年に「ワンナイ」が終了し、これを境にコンビの露出が激減し始めた。その理由として数々の憶測が浮上したが、どうやらゴリの言動が原因のようだ。「再ブレークを果たした有吉弘行は、コンビが人気絶頂の頃は“あの人は今”状態でした。当時、番組で共演したゴリは芸歴で先輩の有吉に対して『さん』付けをせず、呼び捨てにする始末。このときの禍根が現在に影響し、有吉の発言力の影響でガレッジセールは全国区から姿を消したという説があるようです」(テレビ関係者)ゴリの暴走は他にも。「ゴリは2000年に『ゴリエ』キャラで大ブレークし、『NHK紅白歌合戦』に出場するほどの人気を得ていました。一方で、とにかく横暴で態度がデカく、スタッフをこき使ったり罵声を浴びせたりと業界内でも悪いうわさでもっぱらだったとか。一部メディアでもゴリの悪態を報じたことがあったようです。また、コンビは複数のタレントから“共演NG”を突きつけられ、極楽とんぼの加藤浩次とも一悶着あったといいます」(芸能ライター)その一方で、2017年のニュースサイト「東スポWeb」(東京スポーツ新聞社)では、沖縄出身のゴリが、芸能界のなかでもいち早く在日米軍が駐留する沖縄の普天間基地問題を取り巻く環境について発言したことで、自身の芸能活動に大きく影響したと報じたのだ。ゴリは沖縄のために、正しい沖縄の基地問題の現状を訴えようと立ち上がったが、2016年にこの問題について「反対派の声ばかりが目立っている」と話したインタビューが話題となった。それまでもゴリはこの問題について賛成、反対ではなく、冷静な視点で状況を伝えてきたが、「これが各テレビ局上層部の目に留まって『政治的な発言は危ない』と敬遠される原因になってしまった」と、テレビ関係者のタレコミを掲載。結果的に“問題児”扱いされたゴリは、一部の人々から「偏見に基づいている」「沖縄県民を傷つける」などと批判され、ネット上で炎上。ゴリ自身も事態を重く受け止め、ブログで謝罪文を発表したが批判は収まらず、テレビからフェードアウトしていった。冒頭インタビューにおいて、ガレッジセールとして活動した30年の中でゴリとはケンカもたくさんしたという。中学での出会いから38年経った川田にとって、ゴリとは「一心同体的」と表現。固い絆で結ばれたコンビの再ブレークに今後の活躍が期待される。