スポーツ 2020年11月30日 22時30分
新日本、オーカーンが矢野通に不覚!「弱いくせに歯向かいやがって」
新日本プロレスは28日、『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア27』東京・後楽園ホール大会を開催。この日は『ワールドタッグリーグ2020』公式戦のみ行われた。 第2試合はCHAOSの石井智宏&矢野通(3勝2敗)と、THE EMPIREのグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(3勝2敗)が対決。新興勢力THE EMPIREは奇襲を仕掛け、その後も矢野をパワー殺法で圧倒した。 終盤、オーカーンはエリミネーターを狙うも矢野がヒゲを引っ張って回避。すると石井がオーカーンにラリアットを見舞い、間髪入れずに矢野がローブロー。そこからは絵に描いたような丸め込みで3カウントを奪取した。パワー一辺倒のTHE EMPIREをインサイドワークで勝るCHAOSタッグが上回った。 試合後、バックステージに額を押さえて早足でやってきた矢野は「痛い!あー、痛い!痛い……」と叫ぶと、『KOPW 2020』のトロフィーをカメラの方に突き出し、リングを持っている人物部分を指して「この子も『痛い、痛い痛い痛い、痛い』って言ってるよ!俺も痛い!」とひたすら「痛い」と叫んで引き揚げた。石井はノーコメントだった。 凱旋帰国後、オカダ・カズチカにシングルで敗戦、このタッグリーグでは後藤洋央紀、ザック・セイバーJr.に続いて、矢野にまで敗れてしまったオーカーンは、下腹部を押さえてうめきながら現れた。 壁に手をついて「アーッ!アーーーッ!弱えぇくせに、反撃しおって!たった一撃だけだよ、矢野、貴様の、貴様の攻撃で痛いと思ったのはたった一発だけだ!あーっ、弱いくせに歯向かいやがって!アーックソッ!」と矢野に3カウントを取られたのがかなり悔しい様子。 コブは一人残り、カメラをにらみながら手首のテーピングを外していたが、ノーコメントで控室へ。THE EMPIREはリーダーのウィル・オスプレイが来年1.4東京ドーム大会で、オカダとのシングルを控えているだけに、後藤&YOSHI-HASHI、矢野&石井というオスプレイの古巣で、オカダ率いるCHAOSに連敗したのは、新興勢力として新日本制圧を狙うTHE EMPIREにとってはかなり痛い。オーカーンは棚橋弘至狙いを示唆していたが、矢野の『KOPW2020』を先に獲りに行く必要が出てきたのは確かである。◆新日本プロレス◆『ワールドタッグリーグ2020』&『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.27』2020年11月28日神奈川・藤沢市秋葉台文化体育館観衆 1051人▼ワールドタッグリーグ2020公式戦(30分1本勝負)<4勝2敗=8点>○矢野通&石井智宏(13分29秒 横入り式エビ固め)グレート-O-カーン●&ジェフ・コブ<3勝3敗=6点>※ローブローから(どら増田)