イザベル・ユペール
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芸能ニュース 2021年11月09日 17時10分
東京国際映画祭、最優秀女優賞はアマチュアに 審査委員長イザベル・ユペール「プロなのか素人なのかにこだわっていません」
8日、TOHOシネマズ日比谷で、第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニー後の審査委員記者会見が行われ、審査委員長で女優のイザベル・ユペールが今年の東京国際映画祭の総評を述べた。 >>全ての画像を見る<< ユペールは「映画は旅」と述べ、「様々な上映を見て素敵な旅をした気持ち。カザフやアゼルバイジャンは行ったこともない国で、映画を見ることによって行ってみたい国となりました」と嬉しそうにコメント。「映画のミッションは世界で起こっていることを広げていくことが使命。それがこの映画祭でうまく実現していたと思います」と手応えを感じたと言い、「素晴らしいセレクションで素晴らしい時間を過ごせました。議論がもみ合うこともなく、審査員同士も知らない人同士でしたが、お互いの理解を深めることができた」と話した。 受賞作に関してもユペールは「非常に満足のいく、いい結果になったと思います」と述べ、「わたしは映画祭の審査委員だけでなく、審査員長もやったことがありますが、責任感もあるし、怖さもあります。今回も受賞作が素晴らしい顔ぶれになったことは良かった」と安堵の表情。「今回の東京映画祭は野心的で、素晴らしいチョイス。色々感動したし、楽しむことができました。それぞれの作品に魅了されました。素晴らしい10日間になりました」とも話した。 最優秀女優賞は『もうひとりのトム』のフリア・チャベスが受賞したが、「プロじゃない女優さんに主演女優賞を挙げた理由」を問われると、「プロなのか素人なのかにこだわっていません。わたしの目には彼女が良かった。プロかアマチュアかと言うより、彼女の場合、(狙ったようなプロの)演技をしていなかったこと、純真さがあったことが良かった。それがプロよりもいい結果をもたらすことを実感しました」とコメント。「東京映画祭への改善点」を問われると、「このまま続けてもらうことが大切。今年の開催はそもそも困難な状況下にあった。来年に期待ですね」と述べ、開催に奔走した関係者らに労いの声をかけていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月09日 14時30分
「大声で叫び、泣いてしまいました」監督が喜び 第34回東京国際映画祭が閉幕、受賞作発表
第34回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが8日、TOHOシネマズ日比谷で行われ、授賞式では、目玉となる「東京グランプリ/東京都知事賞」をカルトリナ・クラスニチ監督の『ヴェラは海の夢を見る』が受賞した。 >>全ての画像を見る<< 今年設立の新人監督を表彰する「Amazon Prime Video テイクワン賞」は『日曜日、凪』のキム・ユンス監督が、「Amazon Prime Video テイクワン賞審査員特別賞」を『橋の下で』の瑚海みどり監督が受賞した。ユンス監督は、審査員の行定勲監督を前に「2001年に在日コリアンを主人公にした『GO』という映画があって、当時その映画を渋谷の映画館で見ていました。その映画を作った行定監督が審査員を務める賞をまさか自分がもらえるとは想像していなかったです。想像の外にいた人たち、景色を見れて、自分の想像の地平線を広げていけるような映画を今後も作っていきたい。次は長編映画で戻ってくると思います。アマゾンでたくさん買い物をしてきてよかった」と笑顔で受賞の喜びを語った。 行定監督も「作品が9作品。力のある作品ばかりでした。受賞作が決まらないと思えるほど審査会も紛糾しました」と審査の様子を紹介。「議論になって3時間超え。クオリティの高い作品が集まるとこれだけ揉めるんだなって。改めて映画は比べるもんじゃないなと思いました」と感想を述べた。 「アジアの未来」作品賞は『世界、北半球』のホセイン・テヘラニ監督が受賞した。また、コンペティション部門では観客賞を松居大悟監督作品である『ちょっと思い出しただけ』が受賞。松居監督はコロナ禍のこの2年を「苦しい悔しい時間」とし、涙を零しつつ、「これからも映画作ります。頑張ります」と受賞の喜びを述べた。最優秀芸術貢献賞には『クレーン・ランタン』のヒラル・バイダロフ監督が、最優秀男優賞は『四つの壁』のアミル・アガエイ、ファティヒ・アル、バルシュ・ユルドゥズ、オヌル・ブルドゥの4人がそれぞれ受賞した。 最優秀女優賞は『もうひとりのトム』のフリア・チャベスが、最優秀監督賞は『ある詩人』のダルジャン・オミルバエフ監督が受賞。審査員特別賞として『市民』のテオドラ・アナ・ミハイ監督も表彰された。また、東京グランプリのカルトリナ・クラスニチ監督は受賞についてビデオメッセージを寄せ、「9月にわたしの初の長編作が出品されると聞いて、夢のようでした。この映画に初めて参加するコソボ映画でもあります。受賞を聞いて、大声で叫び、泣いてしまいました。このような映えある賞をいただきありがとうございます。ありがとうトーキョー、ありがとう日本」と受賞の喜びを語って、授賞式を締めくくった。 審査委員長のイザベル・ユペールも今回の映画祭に満足げ。「映画の多様性、豊かさを感じました」と総評。「世界の様々な国のコミュニティを扱う作品を通じて社会の現状を見ることができました。これらの作品に対し、審査委員長を任されたことを大変光栄に思います」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月01日 18時45分
橋本愛、池松壮亮、伊藤沙莉、美山加恋らがレッドカーペットに登場 第34回東京国際映画祭が開幕
10月30日、第34回東京国際映画祭が開幕し、フェスティバル・アンバサダーの橋本愛や、コンペティション部門審査委員長のイザベル・ユペールらが登場してレッドカーペットを闊歩した。 >>全ての画像を見る<< 11月8日まで日比谷、有楽町、銀座地区で開催される本映画祭。今年はコンペティション部門に113の国や地域から1533本がエントリーされている。レッドカーペットではコンペティション部門出品の『ちょっと、思い出しただけ』の池松壮亮、伊藤沙莉、松居大悟監督、ジャパニーズ・アニメーション部門『フラ・フラダンス』の水島精二総監督、声優を務めた美山加恋、富田望生、ガラ・セレクション『GENSAN PUNCH 義足のボクサー(仮)』の南果歩、尚玄、金子拓平、Nippon Cinema Now『親密な他人』の黒沢あすか、中村真夕監督らが姿を見せた。 池松は映画『ちょっと、思い出しただけ』について、「こういう時期で、自分の人生、過去、記憶に触れる機会が多かった。世界中そうだったと思います。みんなで自分たちの人生の記憶を持ち寄って、『過去に色々あったけど今は大丈夫だ』という映画になればいいと思っていました」と撮影時の心境を紹介。伊藤も同作の撮影について、「コロナ禍っていうことをいい意味で忘れた時間もあったし、作品の時間軸が長めで6年間の話。みんなの生活も変わって感慨深いなと思いながらやっていました」と話した。 美山は『フラ・フラダンス』について、「どの国の方にも、言葉がなくとも伝わるダンスがたくさん。この映画も言葉がなくとも伝わる要素がたくさん詰まっていると思います」とアピール。橋本はアンバサダーとして、「まずはこの映画祭がすごく楽しいものになるように少しでも自分にできることをやる。今年は楽しそうな映画がたくさん。みなさんに少しでも知ってもらえるよう頑張りたいと思います」と心境を述べた。 ほかにも、『スパゲティコード・ラブ』の八木莉可子、三浦透子、丸山健志監督、『グッバイ、ドン・グリーズ』の梶裕貴、いしづかあつこ監督、『よだかの片想い』の中島歩、安川有果監督、『三度目の、正直』の川村りら、小林勝行、野原位監督、『なぎさ』の山崎七海、古川原壮志監督らも姿を見せ、会場に華を添えた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2021年11月01日 15時30分
仏女優イザベル・ユペール、東京国際映画祭「開催されたのは勝利だと思います」橋本愛もコロナ禍の開催喜ぶ
女優の橋本愛とイザベル・ユペールが10月30日、東京・銀座で開催されている第34回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングセレモニーに出席。同映画祭への思いなどを語った。 >>全ての画像を見る<< 11月8日まで日比谷、有楽町、銀座地区で開催される本映画祭。今年はコンペティション部門に113の国や地域から1533本がエントリーされている。橋本は映画祭のフェスティバル・アンバサダーを、ユペールはコンペティション部門の審査委員長を務める。 橋本はセレモニー前にレッドカーペットを闊歩。「コロナ以前はレッドカーペットも周りにお客さんがいて、みなさんと交流できる楽しいイベントだったんですけど」と前置きしつつ、「でも、同時に今年こういう状況で映画祭が開かれたことに、ありがたみをじんわり感じれる時間でもありました」とレッドカーペットを闊歩した感想を述べる。 司会者の中井美穂とのトークでは、「ポストコロナで、その後の映画界はどうなるか」との質問を受けたが、「個人的な体感としてはあまり変わらないと思うんです」と持論を述べ、「映画祭を通して、日本に対しても世界に対しても、民族や国の垣根を超えたものを届けられるのはありがたいです」とコメント。また、「海外の人にオススメした日本の映画館の魅力」についても問われたが、「海外の映画館にあまり行ったことはないんでわからないですけど、映画館はその場所、その場所でカラーや空気感、座席の質感が違う。映画のセレクトももちろん違う。そこの映画館でしか味わえない空間があるのが大好きなところです」と話した。 フランスから来日したイザベル・ユペールは「コンバンワ」と日本語であいさつ。「このようなコロナ禍において映画作りはチャレンジ。でも、このような中、映画祭が開催されたのは勝利だと思います」とスピーチ。「わたしたちはここで一緒に映画を見るべきだと思います。これはコロナ禍にわたしが一番やりたかったことでもあります。わたしたちは映画が必要です。そして映画はわたしたちを必要としています」と呼びかけて会場の拍手を浴びていた。(取材・文:名鹿祥史)
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東京国際映画祭、最優秀女優賞はアマチュアに 審査委員長イザベル・ユペール「プロなのか素人なのかにこだわっていません」
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