芸能 2025年10月02日 11時00分
朝ドラ「ばけばけ」は主題歌とオープニングが好評ながら「画面が暗い」と批判も
女優の高石あかり(高は正しくははしごだか)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が、9月29日から放送をスタートさせた。同作は、明治時代に「怪談」などを執筆した、作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)とその妻・小泉セツがモデルの作品。主人公・松野トキを高石が演じ、夫となるレフカダ・ヘブンをトミー・バストウが担当している。新しく始まった朝ドラとして注目度が高い作品だが、中でもSNSで話題となったのが、主題歌とオープニング映像だ。主題歌は、夫婦デュオの「ハンバート ハンバート」が歌う「笑ったり転んだり」で、やさしい歌声が特徴的な朝ドラにピッタリの作品。この楽曲に合わせ、写真家の川島小鳥氏が撮影したトキとヘブン夫婦の写真が次々と映し出される構成でオープニング映像が作られている。温かい雰囲気の伝わるオープニングとなり、朝ドラファンからSNSで高評価を受けている。「実は、前作『あんぱん』の主題歌となったRADWIMPS『賜物』は、朝ドラファンから不評でした。オープニング映像もCGを多用するなどして、朝ドラらしくないとSNSでバッシング対象に。その反動もあり、今回の『ばけばけ』のオープニングが高評価を受けています」(民放関係者)意外なところで視聴者を感動させている「ばけばけ」だが、一方でSNSでは批判を書き込む視聴者も出始めている。特に多いのが、画面の暗さに関する意見だ。X(旧Twitter)では、「最初のシーンから画面暗い」「第一印象は画面が暗い、かな」「最近の映画とかドラマって単に暗くすればいいやぐらいに作ってるのかしら」などのコメントが投稿されている。確かに第1話では、トキがヘブンに怪談を語る暗がりの部屋からスタート。さらに、トキの父親がわら人形に釘を打つ「丑の刻参り」をするシーンでも暗い画面となり、朝ドラとは思えない雰囲気の演出が続いた。また、幼少期の主人公は家庭が貧しかったことで、時代背景もあり家の中のシーンは薄暗いトーンで撮影されている。それだけでなく、序盤のストーリーは、武士である父と祖父が明治の世を恨み、貧しい日々を送っている辛気臭い設定。どこか、朝ドラらしくない雰囲気が続き嫌気を覚えている視聴者もいるようだ。「すでに、批判的なコメントを書く『#ばけばけ反省会』がX上で出現し、辛辣(しんらつ)な意見が投稿されています。『あんぱん』の時よりも多い印象で、いろいろなところにツッコミが入れられています。このまま暗いストーリーと画面が続くと、さらに批判コメントが増えそうな雰囲気です」(民放関係者)まだ始まったばかりの朝ドラだが、目立って称賛を得ているのは主題歌とオープニング映像ばかり。今後、どうストーリーが評価されるのか、注目すべき作品になりそうだ。