芸能ニュース 2020年06月09日 18時05分
漫画家はすみとしこ氏、提訴された伊藤詩織氏に「550万円欲しかったら注意を払って」発言で物議
漫画家・はすみとしこ氏が9日にツイッターで発信した言葉が、物議を醸している。 8日に伊藤詩織氏ははすみ氏に対し、自身を揶揄する文章やイラストを投稿したとして、慰謝料550万円や該当する投稿の削除、謝罪などを求め東京地裁へ提訴した。伊藤氏は2015年4月に元TBS記者の山口敬之氏から性暴力被害を受けたとして提訴し、2019年12月の民事裁判で勝訴している。一方ではすみ氏は、2017年6月~2019年12月にかけ、『山ロ(ヤマロ)沙織~オシリちゃんシリーズ』と称した風刺画をツイッターに投稿。主人公の沙織が枕営業をしたと語り、伊藤氏が性被害体験をつづった『Black Box』と表紙の似た著書を持った沙織が「デッチあげよう!」と口にする描写があった。伊藤氏によると、作品が自身の性被害をめぐるいきさつを揶揄するものとして提訴に踏み切ったというが、はすみ氏は問題の作品をフィクションとして否定している。 >>伊藤詩織氏を風刺したイラスト拡散?「法的措置」発言受けて漫画家が苦しい釈明「フィクションであり…」<< 伊藤氏は8日に会見で、女子プロレスラーの故・木村花さんを引き合いに、ネット上で誹謗中傷を受ける苦しみを語りつつ「何かしらのアクションが必要」として今回の提訴に踏み切ったと語った。 はすみ氏は9日のツイッターで、伊藤氏の会見を受けてネットユーザーから自身に「とっとと消えろ」「交通事故で死ね」などの誹謗中傷が殺到していることに言及。攻撃する人々に「ミイラ取りがミイラになるとはこの事だね」と皮肉をつづった。さらに「伊藤詩織さんへ」として「550万円欲しかったら、私が木村花さんの様にならないよう、最新(正しくは細心)の注意を払った方がいいんでねぇの?」とツイートしている。 リプライ欄では誹謗中傷を受けるはすみ氏に対し「はすみさんもその誹謗中傷している人訴えてよいと思います」「先生だってめっちゃ誹謗中傷を浴びて攻撃されてて、それに耐えてきたの知ってます。絶対、負けないで欲しい」と気遣うコメントが集まった。一方で「この件の誹謗中傷は誠にお気の毒ではあるが、伊藤詩織さんを恨むのは完全に筋違い」「先に喧嘩売ったのは貴方では」「自己保身に木村花さんの名前を利用するのはやめて」など、開き直りを指摘する声もある。 はすみ氏の風刺画をめぐっては批判の声も目立つが、ネット上で多くの攻撃にさらされる彼女に同情する声も多いようだ。記事内の引用についてはすみとしこ氏の公式ツイッターより https://twitter.com/hasumi29430098