芸能ニュース 2021年01月05日 21時00分
男性が家事をしようと思わなくなる?「お母さん食堂」改名求める署名、賛同者7千人超 飛び火で炎上した料理家も
ファミリーマートのお惣菜シリーズ「お母さん食堂」の改名を求める署名キャンペーンが終了し、7576人の署名が集まったことを署名主催者が報告している。 京都、兵庫、岡山の高校生3人の団体「食堂プロジェクト」が2019年夏にスタートさせた「ファミリーマートの『お母さん食堂』の名前を変えたい!!!」という署名活動。オンライン署名サイト上で改名を求める署名が募られ、昨年12月25日に公益財団法人ガールスカウト日本連盟も協力を開始した。 署名を募る理由として、署名サイト上には、「このままでは、『お母さん=料理・家事』をするというイメージがついてしまい、そのうえ、男性が協力して家事をしようと思うことも少なくなってしまいます」と説明されていた。しかし、開始直後すぐにこの署名活動が広がると、ネット上から「女性とかお母さんなら料理できて当然ってバイアスを感じる」「食事を作るのは女性だけじゃない」という賛成意見の一方、「自分が気に入らないからって企業の商品名変えさせようとすることこそ暴力」「こんなことを言い出したら商品に名前が付けられない」「営業妨害だし表現の自由の侵害」という反対の声も多く見られ、大きな議論に発展していた。 しかし、12月31日に締め切られた署名は、賛同者が7268人という結果に。4日に署名サイト上で主催者が「本当にたくさんのご賛同、ご意見ありがとうございました」と報告した。 「ただ、署名期間がちょうど年末休みと重なったこともあってか、締め切り前後では議論が白熱。賛成派と思われるSNWユーザーからは『8回署名した』と、友人のスマホを利用して複数回署名したという真偽不明の宣言が飛び出したことも。ネット上では『署名の意味がない』というバッシングが巻き起こりました」(芸能ライター) >>「最後の場面で台無し」「妻にやらせるな」カップ麺のPR漫画に批判<< さらには、料理研究家のリュウジ氏が自身のツイッター『料理のおにいさんバズレシピ』に、「もうおにいさん食堂やろうぜ、酒とつまみしか出さないけど」と投稿したところ、そのツイートに「茶化していいことじゃない」「ジェンダーバイアスを批判してる署名の意味が分かっていない」と批判の声が集まり、炎上する事態ともなった。 さまざまな意見を集めた「お母さん食堂」に関する署名。この年末年始、大きな話題となったようだ。記事内の引用について署名サイトchange.orgより https://www.change.org/リュウジ公式ツイッターより https://twitter.com/ore825