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新型コロナウイルスの影響で“中国の不動産バブル”完全崩壊寸前!!

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提供:週刊実話

 世界第2位の経済大国になった中国だが、新型コロナウイルスによる感染症が流行したことで、不動産バブル崩壊が現実味を帯びてきた。

 1990年以降、景気が上昇し続けた中国では、人々が得た富の4分の3が不動産に注ぎ込まれてきた。不動産市場は中国経済の屋台骨ともいわれていたが、米経済通信社『ブルームバーグ』がすでに2018年末、《米中貿易摩擦が再燃したことで、中国国内で中産階級の中国人が保有する投資用マンションの空き室が5000万戸ある》と報じていた。

「中国メディアは、ブルームバーグの報道を受けて“いつ、不動産バブルが弾けてもおかしくない”と警鐘を鳴らしていたのです。そんな中、新型コロナウイルスの影響で不動産の売り上げが激減しているのです」(中国通のジャーナリスト)

 住宅市場調査会社が2月7日に公表した資料によれば、旧正月(1月24日〜30日)中の中国10都市の中古住宅の成約件数はゼロだった。

「中国政府が外出や移動規制を敷いているために、住宅購入希望者が物件を見学できないという理由も考えられますが、新型コロナウイルスで経済の先行きが不透明になったことで、物件の購入を断念する人が続出しているのです」(経済記者)

 ロイター通信は、新型コロナウイルスの影響で不動産取り引きが止まって、不動産開発会社は多額の債務の返済が困難になりつつあると報じている。また、300を超える中国企業が新型コロナウイルスの悪影響を緩和するために、少なくとも82億ドルの銀行融資を申請していることが明らかになっているという。

「この状態が続けば、不動産開発会社の大量倒産が発生するのは時間の問題ですが、不動産開発会社まで銀行融資を申請することになれば、中国の金融システムは破綻しますよ」(同・記者)

 中国の不動産バブル崩壊、そして金融危機は避けられそうにない。

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