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高梨沙羅に新たな試練…“化粧”以上にガンバらなければならないコト

 女子スキージャンプの高梨沙羅に、新たな試練が降りかかっている。絶好調で臨んだはずのワールドカップ第13戦(オーストリア)で、4位に終わった。2本ともK点超えだったにもかかわらず、表彰台にすら届かなかったのだ。

「ここ数年で、女子ジャンプは特に競技レベルが上がりましたから」(特派記者)

 同大会で優勝したのは、オーストリアのキアラ・ヘルツルで今季6勝目。22歳とまだ若いが、前回の平昌冬季五輪には出場していない。昨季はノルウェーのマーレン・ルンビが圧倒的な強さを見せたように、以前は高梨の影に隠れていた若い選手が、いきなり急成長するという例が世界中で出現しているのだ。

「マラソンや駅伝で好タイムを連発させた厚底シューズみたいな道具の進化は、女子ジャンプにはありません。強いて要因を挙げるなら、男女混合の新しい種目ができたことで、女子選手も体力勝負になったからだと思います」(同・記者)

 高梨と優勝したヘルツルの差は1〜1.5メートルほど。ごくわずかだが、今季、まだ優勝のない状況を考えると、高梨も打開策を考えなければならないだろう。

「高梨の弱点はジャンプを踏み切るときのブレにあります。それを克服して今季に臨んだはずですが…」(同)

 2016〜17シーズンまでは敵ナシだった高梨だが、その後、ルンビらが台頭し表彰台を逃すケースも増えた。通算100度目の表彰台まであと「1」と迫っており、今季中の達成は間違いないだろうが、体力勝負となった女子ジャンプにおいて、早く対策を講じなければ次回の冬季五輪にも影響してくる。

「高梨はいい意味でイジられキャラですよね。化粧のことを冷やかされていますが、それも高梨が強いからで、『勝てない選手』は見向きもされません。前回の五輪中、韓国メディアは美女アスリートとして高梨に密着していました」(スポーツ協会担当記者)

 韓国をはじめ、海外にファンが多い高梨。お得意の化粧と同じくらい、体力作りにも時間をかけなければならないだろう。

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