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キャバ嬢が生まれる瞬間(46)〜保育士からキャバ嬢になった美樹〜

伊藤美樹(仮名・25歳)

 私は高校の時から保育士になることが夢だった。なぜなら親戚の幼い子とか面倒見るのが大好きだったし、子供もすごくなついてくれたからね。だから私は一生懸命勉強して保育士の免許を取った。そしてなんとか市立保育園で働くことになったんだけど、現実はとても厳しい。もちろん子供は可愛いんだけど、お給料は低いし、親のモンスターペアレンツぶりが凄くストレスが溜まるばかり。それとなにより不安なのが出会いが少ないということ。先輩を見ると40過ぎて独身なんて人も珍しくないし。

 とりあえず収入の低さから改善しようとして、浮かんだアイデアはキャバクラで働くことだった。でも市立保育園の保育士は公務員だから副業を法律で禁止されてる。だからもしバレると懲戒処分になっちゃうんだよね。とはいえ中には黙って、昼は保育士で小さい子供を見て、夜はキャバ嬢として大きな子供の面倒を見るという人はたくさんいるらしい。でも私はあまり隠れてコソコソやるのが好きじゃない。それに残業するときもある保育士と両立してキャバをやるのは体力的に絶対持たないと思った。

 だから私はお金、出会い、体力、楽しさとか、色々なことを考えて私は保育士を辞める決意をした。もちろん不安もあったけど、いざ働いてみると気の合うお客さんとの会話はけっこう楽しいし、なにより保育士の時と違って残業がないのがうれしかった。その分、アフターやメールとかで時間が奪われることもあるけど、なんとか最小限に抑えてる。

 あとはやっぱりお金がたくさん貰えるというのは大きい。今までずっとセーブしてきた欲しい服だったり、おいしいものをある程度は気兼ねなく手に取ることができるのはとても幸せに感じる。しばらくはこのまま働き続けて、キャバに来た社長と結婚し主婦になれればいいかなって感じ。子供への愛は、結婚して出産後、わが子に注ごうと思います。

(取材/構成・篠田エレナ)

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