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確定エリザベス女王杯 古谷確信 カワカミプリンセス 古馬一蹴し最強女王に

 12日(日)、京都競馬場で行われる「第31回エリザベス女王杯」(GI 芝2200m)の枠順がきょう確定した。古谷剛彦記者は種牡馬キングヘイローに期待をかけていた今は亡き前優駿スタリオンステーション場長・堀敏雄さんとの触れ合いを通し、無傷の5連勝で秋華賞を制したその仔カワカミプリンセスに熱い視線を注ぎ、本命に指名した。
 JRAでは秋のGIが今週から再開されるなか、ホッカイドウ競馬は2006年のシーズンが9日に終了した。途中みぞれ交じりの天気となったが、道営記念を迎えると雨も上がり、レースでの歓声もひと際大きかった。
 道営記念は最終レースで行われる。本当のその年最後のレースとなるだけに、シーズンオフがある競馬ならではの独特の雰囲気がある。このレースを楽しみにする生産者も多く、前優駿スタリオンステーション(SS)場長の堀敏雄さんは「道営記念に出せるような馬を持てたらなぁ」とニコニコしながら話していたものだ。
 そんな堀さんは長く勤めたスタリオンで後輩を厳しく育ててきた。種付けでの事故も非常に少なく、他のスタリオンの様子も気にされ、種付けの難しさを話してくれたりもした。
 そして、繋養している種牡馬の中で、キングヘイローは「絶対に大物を出す」ということを常々言っていた。
 今年の2月、優駿SSの種牡馬展示であいさつを交わした時も、いつもの笑顔で私たちを迎えてくれた。それから数日…堀さんは天国へ旅立った。
 キングヘイロー産駒のカワカミプリンセスは牝馬2冠を達成し、今年は無傷で通過することを最大の目標に置いてきた。夏を越し、馬体も成長。折り合いもスムーズについて完勝した秋華賞は、古馬相手でも大仕事をやってのけると強く思わせる競馬だった。
 キングヘイローがGI馬を出す…。堀さんの夢をかなえてくれたプリンセス。その瞬間を、堀さんは見ることはできなかったが、今ごろ天国でいろいろな人たちに、キングヘイローの素晴らしさを笑顔で話しているかもしれない。

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