◎グレープブランデー
○グラッツィア
▲メダリアビート
△ナイスミーチュー
△ヤマニンキングリー
この先のダートGI2戦、JBCクラシックとJCダートにつながる重要なレースだけに、本当に力量のある馬が横綱相撲で勝って欲しいというのが個人的な希望だが、ハンデ戦だけに微妙な斤量差にも注意を払わなければならず、なかなか予想が難しい。
中心はグレープブランデー。昨年7月のジャパンダートダービーを勝って次世代のダート王に名乗りを挙げた期待馬だったが、その後に長期休養を余儀なくされ実戦に復帰したのは今年5月。さすがに復帰2戦は本調子に遠い内容だったが、前走・阿蘇Sではコースレコードに0.1秒差と迫る完勝劇。今週の追い切りでもカレンチャンと互角の動きをみせており、体調面はさらに上昇とみてよい。58キロは楽ではないが、大崩れすることはないだろう。
グレープの足もとを掬おうと虎視眈眈なのが、岩田騎手を配して潜在能力全開を狙うグラッツィア、4か月半ぶりでもしっかり仕上がっている最強世代の東京大賞典5着馬メダリアビートの55キロの2頭。両馬ともダート馬としては大跳びで広いコースの方が向くタイプ。比較的ゆったり流れる阪神2000mで、リズムよく走れるようなら台頭する可能性は十分にある。以下、前走で1600万を勝ち上がった勢いを保ちながらダート重賞初挑戦の54キロのナイスミーチュー、エルムSを叩いて上昇中のヤマニンキングリーあたりをおさえておきたい。
【馬連】流し(10)軸(2)(9)(13)(16)
【3連単】フォーメーション(10)(16)→(10)(16)→(2)(9)(13)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。