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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(9/29中山・9/30阪神)

 先週ピックアップした2頭。中山デビュー予定の注目馬アルデオは、残念ながら抽選の結果非当選になってしまい出走できず。違うレースではあるが、先々週紹介したレオハイタッチが出走し見事1着。9番人気の単勝17.9倍となかなかの配当であった。当コラムで書いたように使われて良くなっていくタイプだと思われるので、次走はさらに注目である。阪神デビューの注目馬マジェスティハーツは、スタートはやや出遅れるもすぐに盛り返し中段に。やや行きたがって先団に取りつくと折り合いがつき3番手を追走。楽な手応えで直線に入り、追い出されると反応良く伸びてあっという間に抜け出し最後は流して1着。パドックではまだ余裕のある体つきをしていてこのパフォーマンス。今後が楽しみな1頭である。

 今週の中山デビューの注目馬は、9月29日(土)第5R芝1800m戦に出走予定のユニフィケーション。馬名の由来は「統一」。牡、美浦・鈴木康弘厩舎。父ディープインパクト、母アドマイヤダンサー、母父エルコンドルパサー。生産は新冠町・社台コーポレーション白老ファーム、馬主は池谷誠一氏。母の兄弟には3勝を挙げたタンザナイト、クリソプレーズや、5勝を挙げたシースルオール、そしてなんといっても5連勝で2006年のジャパンカップダート(GI)を制したアロンダイトがいる活脈ある血統。母は違うが同血統で現500万以下条件にいるフォルトファーレンがおり、ダートで勝ち上がっているが本馬は芝でもやれる。キレがあるといるよりは先行力を活かして粘りこむタイプだと思われる。距離はマイルから2000mくらいまでが合いそう。なお、鞍上には横山典弘騎手を予定している。

 阪神デビューの注目馬は、9月30日(日)第6Rダート1400m戦に出走予定のサンライズネガノ。馬名の由来は「冠名+母名」。牡・安田隆行厩舎。父クロフネ、母ネガノ、母父Miswaki。生産は日高町・下河辺牧場、馬主は松岡隆雄氏。全姉にダートで3勝を挙げたホワイトヴェールや、半兄に2010年セントウルS(GII)や2011年CBC賞(GIII)など重賞3勝を挙げており、ダートでも2011年JBCスプリント競走(JpnI)で3着になったことがあるダッシャーゴーゴーがいる。父がクロフネに代わり芝でもダートでも良さそう。胴はやや詰まり気味でピッチ走法の本馬は兄同様短い距離が合っている。乗り込み量が豊富で、仕上がりに不安はないだろう。鞍上には川田将雅騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

〈プロフィール〉
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」も担当している。

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