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異例の増産! 『ぱちんこ必殺仕事人総出陣』、爆発的人気のワケは“設定示唆演出”

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『ぱちんこ必殺仕事人 総出陣』 ©松竹・ABCテレビ ©KYORAKU

 約1ヶ月前にパチンコホールに登場した『ぱちんこ必殺仕事人総出陣』。このマシンの増産が早くも決定した。パチンコ機がなかなか売れない時代にこの景気の良いニュース。いったいこのマシンの何が人気なのだろうか。

 『必殺』シリーズは朝日放送テレビと松竹京都映画撮影所(現・松竹撮影所)が制作し、1975年3月まではTBS系列、同年4月からはNETテレビ系列(現・テレビ朝日系列)でテレビ版が放送された時代劇シリーズ。現在、テレビではスペシャル版が不定期に放送されている。

 池波正太郎の小説『仕掛人・藤枝梅安』『殺しの掟』などを原作とした『必殺仕掛人』に始まる一連のテレビシリーズおよびその派生作品の総称が『必殺』。金銭をもらって弱者の晴らせぬ恨みを晴らすために裏の仕事を遂行していく者たちの活躍と生き様を描く。主人公たちの多くは、表向きはまともな職業に就いているが、一度依頼を受けるとそれぞれの商売道具を使って裏稼業を遂行する。

 15作目『必殺仕事人』を境に前期と後期に分けられ、2作目の『必殺仕置人』や10作目『新・必殺仕置人』を前期の代表的な作品、『仕事人』から連なる仕事人シリーズが後期の代表的作品とすることが多い。中村主水が登場する「中村主水シリーズ」と、それ以外に分けることもある。

 『ぱちんこ必殺仕事人』シリーズの演出はこの「中村主水シリーズ」の演出を取り入れている。

 『ぱちんこ必殺仕事人』は京楽の人気シリーズ。最新作である『ぱちんこ必殺仕事人総出陣』は、『ぱちんこ必殺仕事人』シリーズ8年ぶりとなる遊パチタイプだ。遊パチタイプとは大当たり確率100分の1以上の当たりやすい機種のことをいう。本機の大当たり確率は6段階設定で、設定1は99.9分の1、設定6は75.9分の1となっており、いかに高設定台をつかむことができるかで勝率は大きく変わる。

 設定は液晶演出から判別することが可能だ。例えば通常時ではアイキャッチ演出に注目しよう。この演出には全11人の「隠れ仕置人」なるレアキャラが採用されており、万が一目撃できた場合は設定6が濃厚となる。大当たり終了時は画面左下に出現する「玉ちゃんトロフィー」の色に注目。この色が金なら設定4以上濃厚、虹色なら設定6が濃厚となる。チャンスタイム終了後は襖(ふすま)に映されたキャラに注目。おでこに「高」の文字を模した忍者「おたか」、または「中村主水」が表示されれば設定4以上が濃厚。おでこに「睦」の文字を模した忍者「おむつ」、または5人の仕事人がそろう「仕事人総出陣」が表示されれば設定6が濃厚となる。設定示唆演出があれば、ファンにとってはそこから設定を予想する楽しみができる。それがファンを惹きつけてやまない大きなポイントとなっている。

 最近の新台は『ぱちんこ必殺仕事人総出陣』のような設定付きスペックが多い。設定付きスペックを採用している機種それぞれに、このような設定示唆演出が用意されているので、ホールでプレイする際は事前にチェックしておこう。

【基本スペック】
大当たり確率(高確率時)
[設定1]99.9分の1(45.2分の1)
[設定2]95.8分の1(43.3分の1)
[設定3]89.9分の1(40.7分の1)
[設定4]85.9分の1(38.8分の1)
[設定5]79.9分の1(36.1分の1)
[設定6]75.9分の1(34.3分の1)
確変突入率…58%(次回当選まで継続)
電チューサポート…20回or次回当選まで
大当たり出玉…約360or900個

【大当たり内訳】
(ヘソ)
4R確変…38%
2R確変…20%
4R通常…42%

(右始動口 確変・時短中)
10R確変+SUPER小当たりRUSH…8%
4R確変…50%
4R通常…42%

(右始動口 SUPER小当たりRUSH中)
10R確変+SUPER小当たりRUSH…8%
4R確変+SUPER小当たりRUSH…50%
4R通常…42%

©松竹・ABCテレビ ©KYORAKU

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