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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/1) 新潟記念

◆新潟11R 新潟記念

◎ファタモルガーナ
○ダコール
▲ブリッジクライム
△サンシャイン
△ニューダイナスティ

 コース替わりでファタモルガーナの一発に期待。エンジンのかかりの遅いタイプで、ステイヤーズS2着の実績が示すとおり長距離向きではあるが、新潟の外回り2000mなら持ち味の末脚を十二分に発揮できるのでは。前走・七夕賞は、序盤、なかなか前に進まず(笑)。後方に取り残されるような展開だったが、直線では大外をぶん回して0.7秒差6着まで追い込んだ。4か月半ぶりの実戦にしては悪くない内容であり、力がなければあそこまで追い上げることはできない流れだった。久々を叩いて順当に良化、ハンデ55キロも想定内。1戦1勝の得意コース、一発あって不思議でない。

 相手本線は、キャリア27戦で掲示板を外したのは僅か2戦という超堅実派ダコール。七夕賞(5着)→小倉記念(4着)からの夏3戦目。中3週続きで疲れが気になるものの、今週の追い切りでは、終い重点だった前2走とは違い、坂路でびっしり追って負荷をかけた。ここ4戦、重賞で2、3、5、4着と惜敗が続いているだけに、調教を変えて重賞獲りに挑む陣営の意気込みが感じられる。

 穴ムードは、51キロブリッジクライムと52キロサンシャインの牝馬2頭。ブリッジは昨秋の秋華賞で、ジェンティルドンナ、ヴィルシーナ、アロマティコに続いての4着。格下とはいえ、大舞台で戦った相手やハンデ51キロなら食い込んでくる可能性は十分。折り合いに難があるだけに、前に馬を置いて壁をつくる形でうまく流れに乗れるようなら。サンシャインは、降級戦の前走を、久々の実戦を問題にせず差し切り勝ち。馬がしっかりしてきた印象で、本格化の兆しがある。タイプは違えど、姉ワンカラットのように重賞戦線で活躍する馬に成長するかもしれない。

【馬連】流し(8)軸(1)(3)(10)(11)
【3連単】フォーメーション(3)(8)→(1)(3)(8)(11)→(1)(2)(8)(10)(11)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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