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桜花賞 トールポピー 2歳女王の貫録見せる!

 乱桜を制するのは進化した2歳女王だ。今週はクラシック第1弾「第68回桜花賞」(JpnI 芝1600m 13日)が阪神競馬場で行われる。阪神JFから4カ月、心身ともに成長したトールポピーが2つ目のGIタイトルを狙っている。叩き2戦目で、体調は上昇一途。昨年、ウオッカで2着に敗れた角居調教師もその雪辱に燃えている。

 昨年の阪神JFでは1勝馬の立場でGI挑戦、まさに素質だけでつかんだタイトルだった。
 「あの時はまだ体に緩い面があった。でも、今は体質もしっかりしてきたし、精神面でも落ち着きが出てきている。馬自身が変わってきたね」
 角居調教師は心身ともに成長した2歳女王トールポピーの姿に自信をのぞかせる。
 それを証明してみせたのが前走のチューリップ賞だ。好位からジッと脚をためる競馬で2着、レースそのものに安定感が増した。
 「2歳時にはいろいろ課題があったけど、前走は馬込みの中からうまく内をさばいていた。2着に負けたけど、収穫はあった」
 2歳女王が進化した。安定感を身に付けた今、狙うは2つ目のGI制覇。その準備も整った。
 「前走は少し馬体に余裕があったけど、今度は細いくらいに作り上げた。状態もいいので、2歳女王らしい競馬を期待している」
 阪神JFと同じ舞台で満開の桜を咲かせるはずだ。

 【最終追いVTR】CWコースで角居流の3頭併せ。先週に引き続いて古馬オープンを相手にしたが、直線では他の2頭をしのぐ反応で半馬身先着。5F68秒6、ラスト1Fは12秒8をマークした。池添騎手とのコンビネーションもバッチリな抜群の追い切りだった。

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