大阪らしいオモシロPRで、年間目標来場者数の100万人を突破したひらパーだが、特に人気を博しているのは、岡田の主演映画公開ごとに刷新されるキャッチコピーだ。
たとえば、第38回日本アカデミー賞受賞作品となった『永遠の0』。映画のコピーは、「この空に願う、未来−壮大な愛の物語。永遠の0(ゼロ)」だが、ひらパーは、「枚方の空に願う、未来−家族の愛の物語。たいくつな時間0」。
14年に公開された直木賞受賞時代劇『蜩ノ記』は、「侍として、あるがまま、正直に生きたい。十年後の切腹を命じられた男。残された時間を、あなたならどう生きるか−。」だった。これがひらパー=『枚方ノ記』になると、「兄として、ひらパーに、正直に行きたい。年間100万人動員を命じられた男。残された時間を、あなたならどうもがくか−。」になった。
映画『図書館戦争』のシリーズでは、「守り抜く。何度でも。」が名フレーズだったが、ひらパーは『図書館便乗』に名を改め、「利用する。何度でも。」となった。もう便乗と開き直る潔さだ。
そして今回の『エヴェレスト 神々の山嶺』。キャッチは、「越えろ!限界の、その先へ−−。生きて。必ず帰る。」だが、ひらパーになると、『ええベスト 中々の温もり』というタイトル。「重ねろ!パーカーの、その上へ−−。着て。必ず行く。」と、“エヴェレスト”を“ええベスト”に変えてしまった。
商魂あふれる、ひらパー。どこまでも寛容な、ジャニーズ。次回作では、どんなイジり方をするのだろうか。
*画像 ひらかたパークツイッターから