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「ごめん、コントレイル」ジャパンカップ  藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 左回りの伝家の宝刀アーモンドアイ、無敗の牡馬三冠馬コントレイル、そして、無敗の牝馬三冠の斤量53kgのデアリングタクト。海外からの刺客ウェイトゥパリス。シルバーコレクターのカレンブーケドール。しれっと馬券に絡む王者のワールドプレミア。ここで、勝ったら空気読まないで奇跡になりそうなキセキ。何だかんだと昨年もこのレースで4着だったダービー馬マカヒキ。川田騎手なら何とかしてくれるかもしれないグローリーヴェイズ。ひっそりと、風穴を開けようとしている内ラチで隠れていそうな岩田騎手のユーキャンスマイル。レースに出走しなきゃ可能性もないより名馬達と走りを楽しむ事を選んだトーラスジェミニとクレッシェンドラヴ。親父が出るなら俺も行く岩田ジュニアのパフォーマプロミス。出走して何が悪いと言わんばかりのヨシオ。個性派ばかりですが、役者は揃っていますが主役は決まっていません。

 しかし、注目の3頭は、斤量が軽く、更に有利な状況です。もう、この3頭だけでよいと言わんばかりですが、ところがどっこい、この3頭で馬券を買っても配当は安くリスクは高いという逆転現象にもなっています。競馬は、世相を表すと言われます。今年は、日本だけでなく世界中がひっくり返りそうな事ばかり起きています。もう、何が起きてもおかしくない時代に行われるジャパンカップ。信じられない事が起きる事を願ってはいませんし、予感もしません。でも、こんな時は、危ないのです。

 注目の3頭で決まる事が精神的には安定しますが、馬券師としてはどうしても荒れてほしいという強欲を抑えるのに大変です。競馬はレースですから、色々な思惑やアクシデントもあります。大注目されているレースこそ、チャンスだとも言えます。特に1着が危ない気もしますが、見た目にはデアリングタクトが斤量53kgで有利であり、過去のデータも斤量53kgが有利である事を示しています。しかし、世間の注目で予想すると、オッズは3番人気になると思います。

 堅く収まるにしても、デアリングタクトでは、競馬的には嬉しいですが馬券的には寂しくなります。もし、あるとすれば強い馬同士のせめぎ合いで、人気馬が力尽きるというアクシデントです。こんな時は、どこに行っても相手なりに走るカレンブーケドールと、左回りは1度も走った事はないけれどしれっと馬券に絡むワールドプレミア。でも、ここはハッタリで女の度胸。「ごめんコントレイル」牝馬3頭で勝負です。

ワイドBOX 5、1、2

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