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SMAP解散&分裂危機騒動 終結へ向かうも問われる“ジャニーズ体質”

 解散&分裂危機が連日報じられていたSMAPのメンバー・中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が18日、フジテレビ「SMAP×SMAP」に生出演し、一連の騒動について心境を語った。今回、メンバーから「解散はしない」などの明言はなかったものの、このコメント発表により、騒動は終結へ向かうようだ。

 しかし、今回の騒動、“SMAPの解散危機”という観点で見てしまうと、事態を矮小化させてしまったようだ。世間の関心は「SMAPの解散」以上に、ジャニーズ事務所の体質へ注目は移ろうとしている。

 「SMAP×SMAP」でメンバーが“世間を騒がせたこと”に謝罪。また草なぎ剛は、「ジャニーさんに謝る機会を木村(拓哉)君が作ってくれて」と発言した。連日報じられる中で、メンバーが謝罪すべきという論理は、一部スポーツ紙を中心に盛んに報じられてきた。もちろん、事務所から一度離れようとして、戻るために事務所へ謝罪するというのは理解できなくもないが、そもそもの問題は、週刊新潮に報じられていた「ジャニーズ事務所内で、SMAPの担当マネージャーへのパワハラがあった」ということが発端だ。この思いがあるため、ファンはSMAPだけの謝罪には、納得ができない。一部事務所幹部こそ、「世間に対して謝罪すべきだ」との声が挙がっている。そんな中での謝罪であったため、覇気のない木村拓哉以外のメンバーの顔を見て、「キムタク以外のメンバーが気の毒、もう解散した方がいんじゃないか」との声すら挙がっている。

 また、ジャニーズとメディアの関係性も気持ち悪い体質だ。一部スポーツ紙は、明らかなジャニーズからのリーク情報をそのまま掲載。残留することを決めていたキムタクは“正義”で、離脱しようとした残りの4人は“悪”であるという構図を作っていった。テレビの情報番組はそれらの記事を“朗読”して、「解散は阻止しなければならない」「SMAPは特別な存在」などと感情論でリードしていった。しかし、そもそもの今回の騒動のスタートは、週刊新潮による「ジャニーズ事務所内でパワハラがあった」ということであり、こちらに関してはほとんど触れない。社会的な意味で考えれば、SMAPというグループの存続以上に、日本を代表する芸能事務所がパワハラが起こるような体質を持っていることの方が、重大な問題ではないだろうか。そして、ある芸能レポーターは、情報番組に出演して、「最近はSNSを使うことでファンが結束。その声が届いた」などとノンキな発言をしていたが、実際にネット上に溢れているのは、一部事務所幹部への批判である。どうやら、彼の見ているネット上と世間一般の方が目にするネットは違う世界のようだ。

 今後、SMAPのメンバーの活動はどうなっていくのか。一部では、「事務所へ残るも、徹底的に干される」とも言われている。ジャニーズ事務所という企業の体質を見るためにも、今後のSMAPの活動は注目だ。

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