平野佳寿
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スポーツ 2021年06月12日 11時00分
巨人復帰決定の山口、ファンに手放しで喜ばれてはいない? 球界OBも「ストイックに追い込んではない」致命的な問題を指摘
2019年オフに巨人からトロント・ブルージェイズにポスティング移籍し、今季は2月からサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下マイナーでプレーしていたプロ16年目・33歳の山口俊。10日、その山口と契約合意したことを巨人が発表し複数メディアも相次いで報じた。 山口は3日に自身の公式インスタグラムで「日本に帰国することを決断しました」とNPBに復帰する意向を表明していたが、報道によると巨人は山口から日本に帰国した5日から獲得へ向けた交渉をスタート。チームが2019年オフにポスティング移籍を容認してくれたことに山口が恩義を感じていたこともあり。交渉は10日までにスムーズにまとまったという。 山口は巨人時代(2017-2019)に通算「60登板・25勝14敗1ホールド1セーブ・防御率3.47」をマークし、2019年には最多勝(15勝)、最多奪三振(188個)、最高勝率(.789)の三冠を獲得した実績を持つ右腕。ただ、ネット上には復帰を喜ぶ声の一方、「実績は申し分ないけど、今後活躍するかと言われると怪しい」、「マー君や平野でも苦しんでるのに、山口なんかがいきなり結果残せるわけない」と冷ややかな声も少なくない。 「今季の巨人は現時点(10日試合前時点)で先発防御率がリーグ3位(3.35)、救援防御率が同4位(3.62)と先発、リリーフのどちらも他球団を圧倒するほどのクオリティは有していません。そのため、先発として複数のタイトル獲得経験があり、リリーフとしてもDeNA時代(2006-2016)に『24ホールド111セーブ』をマークした山口は一見すると心強い存在のようにも思われます。ただ、MLBでの山口は昨季『17登板・2勝4敗1ホールド・防御率8.06』と打ち込まれており、今季もマイナーで『5登板・0勝3敗・防御率6.17』と不振。加えて、今季MLBからNPBに復帰した楽天・田中将大がここまで先発として『2勝3敗』、オリックス・平野佳寿もリリーフとして『3ホールド4セーブ』と今一つの数字にとどまっていることもあり、山口も復帰後はそれほど活躍しないのではとみているファンは少なくないようです。なお、田中・平野の苦戦はMLBとNPBの間での使用球やマウンドの硬さの違いが一因とも言われていますので、山口も今後どれくらいの早さで適応できるかが成績を左右しそうです」(野球ライター) >>「出ていけ!」ブルージェイズ・山口に現地ファン激怒 2戦連続の大炎上、「中継ぎで使う方が悪い」日本のファンは反発<< 入団後の山口は自主隔離期間を経て20日にもチームに合流予定と伝えられているが、二軍で調整登板などをこなす必要があるため一軍マウンドに上がるまでには時間を要すると言われ、五輪中断明けの8月中旬まで一軍登板がずれ込む可能性も指摘されている。すぐに戦力としての運用ができない点も期待が盛り上がらない一因なのかもしれない。 また、2012~13年にかけDeNAコーチとして山口を見てきた高木豊氏(元大洋・横浜他)は、9日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画で「(コンディションがいいとは)見受けられない。太っちゃった(ように見える)もん」、「(報道などで)映し出される風貌などを見てると、そんなにストイックに追い込んではない(印象)」と、山口のコンディションは万全のようには見えないと指摘している。そのため、2019年のような投球を取り戻せるかは極めて不透明な状況ともいえそうだ。 NPB復帰意向の表明から1週間ほどで古巣復帰が決まった山口。それだけ期待を寄せられていることの表れともいえるが、果たして今後チームを救うような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ山口俊の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/shun.yamaguchi_official
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スポーツ 2021年02月13日 11時00分
ロッテ・澤村、MLBで通用するのは1年だけ? Rソックス入り決定報道、平野・牧田らの二の舞を避けるポイントは
これまで巨人(2011-2020)、ロッテ(2020)で「352登板・48勝52敗64ホールド75セーブ・防御率2.77」といった数字を残し、昨季終了後に海外FA権を行使しMLB移籍を狙っていたプロ11年目・32歳の澤村拓一。10日、レッドソックス入りが決定的になったと複数メディアが報じた。 昨年11月末のFA行使からしばらく具体的な動きはなかったが、今月5日になりMLB球団との交渉へ向け渡米していることが伝えられていた。報道によると、澤村側は自身に興味を抱くMLB球団から、移籍先をレッドソックスに絞り交渉。メディカルチェックもクリアし正式合意に至ったという。 昨年、巨人所属の9月までは「13登板・1勝1敗1ホールド・防御率6.08」と不振に陥ったが、同月7日にロッテにトレード移籍すると「22登板・0勝2敗13ホールド1セーブ・防御率1.71」と見違えるような成績を残した。プロ入り前から目標としていたMLBの舞台に挑むことになるが、近年MLBに挑戦したリリーフ投手たちはみな苦戦をしいられている。 >>「バッターボックスで笑ってる」ロッテ・澤村がマウンドで恐怖? 巨人時代から“カモ”にされている苦手打者を明かす<< 1999年から2012年まで阪神でプレーした藤川球児は、同年オフに海外FA権を行使しカブスに移籍。NPB時代は最多セーブ(2007,2011)、最優秀中継ぎ(2005-2006)をそれぞれ2回ずつ獲得した実績を持っていたため、MLBでも十分通用するのではという見方は強かった。 しかし、藤川は2013年5月に右ひじの故障に見舞われると、6月11日にトミー・ジョン手術を受けたため「12登板・1勝1敗1ホールド2セーブ・防御率5,25」でシーズンが終了。この手術の影響で翌2014年は15試合登板、レンジャーズに移籍した2015年も2登板しかできず、同年5月22日の自由契約をもってMLB挑戦は終了。その後は同年6~9月に四国IL・高知でプレーした後、2016年に阪神に復帰し昨季限りで引退した。 プロ入りした2011年から西武でプレーしていた牧田和久は、2017年オフにポスティングを使用しパドレスへ移籍。NPB、MLB双方で珍しい存在であるアンダースロー投手がどこまで通用するのか注目を集めたが、シーズン序盤からマイナー降格、メジャー昇格を繰り返すなど苦戦。結局、「27登板・0勝1敗2ホールド・防御率5.40」と不振に終わりオフにメジャー契約枠(40名)から外された。 翌2019年は一度もメジャーに昇格できないまま終わった牧田は、同年オフに楽天に移籍しNPBに復帰。楽天1年目の昨季は「52登板・2勝2敗22ホールド2セーブ・防御率2.16」といった成績を残している。 オリックスで12年間(2006-2017)プレーした平野佳寿は、2017年オフに海外FA権を行使しダイヤモンドバックス入り。移籍1年目の2018年は「75登板・4勝3敗32ホールド3セーブ・防御率2.44」と、セットアッパー・抑えとして素晴らしい数字を残した。 ところが、翌2019年の平野は「62登板・5勝5敗15ホールド1セーブ・防御率4.75」と成績が下落すると、マリナーズに移った2020年も「13登板・0勝1敗1ホールド4セーブ・防御率5.84」とサッパリ。同年オフにFAとなって以降、長らく移籍先が決まっていなかったが、2021年2月6日にオリックス復帰が球団から発表されている。 藤川、牧田は今一つ、平野も活躍できたのは1年だけという直近のリリーフ投手たち。それぞれがMLBで通用しなかったのは、藤川は右ひじを故障したこと、牧田は最速でも137キロと球速がそこまで速くなかったことが主要因とされている。澤村は牧田よりも20キロ以上、最高球速は速い(159キロ)が、右肩の故障に苦しめられた経験もあるためまずはコンディション管理が大事だといえるだろう。 また、2年目以降から通用しなくなった平野については、直球の制球や球速が安定しなくなり、スプリット頼みの投球をしいられたことが不振の原因という見方がある。今回の澤村も平野のように直球とスプリットを武器とする投手のため、直球の質をどう維持するかに相当の注意を払う必要がありそうだ。MLBはNPBに比べフォークやスプリットなど落ちる球に手を出す打者が多いとされるため、もし直球を織り交ぜうまくスプリットを使えれば好成績を残す可能性も十分だろう。 ロッテ所属選手としては、2010年オフの西岡剛(現BC・栃木)以来のMLB移籍となる。近年挑戦したリリーフ投手はみな苦戦しているが、澤村はどんな活躍を見せてくれるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月08日 11時00分
オリックス守護神は任せろ!平野佳寿がメジャーから復帰、若手投手陣の精神的支柱に!
オリックスは6日、米大リーグのマリナーズからフリーエージェントになった平野佳寿投手と契約合意したと発表した。1年契約で年俸1億5000万円プラス出来高払い。※金額は推定。 平野は京都府出身、鳥羽高、京都産業大を経て2005年ドラフト希望枠でオリックスに入団。2010年に当時の岡田彰布監督が先発から7回、8回を任せるセットアッパーに起用し、岸田護、ジョン・レスターとともに、現在まで続くオリックス勝利の方程式を築いた立役者の一人。2011年に最優秀中継ぎを獲得すると、2012年のシーズン終盤にクローザーに転向。2013年は31セーブを記録して、リーグ2位の成績に輝くと、チームが最後まで優勝争いを演じた2014年に最多セーブを獲得。同年オフにFA権を行使せず、オリックスと3年契約を結ぶ。 2017年にWBC日本代表(侍ジャパン)に選出され、メジャーのアメリカ、ドジャースタジアムで投げたことがキッカケとなり、海外FA権を行使して大リーグのダイヤモンドバックス入り。2018年は75試合の登板で、4勝3敗、32ホールド、3セーブ、防御率2.44の好成績をマーク。日本人メジャーリーガーとしてのレギュラーシーズン最多登板記録を達成している。昨年はFAでマリナーズに移籍するも、新型コロナウイルスに感染して出遅れたこともあり、13試合に登板して0勝1敗4セーブ、防御率5.84の成績に終わって再びFAになり、調査を続けていたオリックスと契約に合意。背番号は以前背負っていた「16」を再びつける。 平野は10日にキャンプ地の宮崎で入団会見を行い、チームに合流するとのこと。オリックスは昨年クローザーを務めたブランドン・ディクソン投手の来日に目処が立っていないことから、既に来日し16日から宮崎キャンプに合流するタイラー・ヒギンス投手をセットアッパーからクローザーに転向させる可能性があったが、平野の加入により、課題だった勝利の方程式の構築がより強化なものになりそうだ。 ディクソンは先発に復帰するという選択肢も現実味を帯びてきた。平野がブルペンに入ることにより、もともと平野を慕っていた若い投手陣にとって、精神的な支柱になるのは言うまでもない。 中嶋聡監督にとって大きな補強となった。(どら増田)
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スポーツ 2020年10月03日 17時00分
阪神・藤浪、セーブ王も狙える?「抑えをさせた方がいい」高まる待望論、松井・澤村ら成功選手との共通点とは
2012年のドラフトで1位指名を受け阪神に入団し、昨シーズンまで先発として「50勝40敗・防御率3.25」といった数字を残している阪神・藤浪晋太郎。その藤浪が今シーズン、リリーフとして活躍を見せている。 プロ初年度の2013年から2015年にかけ3年連続2ケタ勝利を達成したが、翌2016年から昨シーズンまで計15勝と一転して不振に陥った藤浪。今シーズンも先発8試合で「1勝5敗・防御率5.87』と振るわなかったが、9月26日ヤクルト戦からリリーフに転向すると以降の4試合で「0勝1敗2ホールド・防御率1.80」と好投を披露。そのため、ファンの間からは「先発時代とは別人のような投球だな」、「このまま抑えをさせた方がいいのでは?」とリリーフへの本格転向を望む声も少なからず挙がっている。 >>「笑ってる…」阪神・藤浪、不振の本当の原因は? 160キロ連発、矢野監督の“アシスト”で吹っ切れたか<< リリーフに転向した藤浪が今後も今の役割を務めるのか、それとも先発に復帰するのかは現時点で不明。ただ、球界には先発からリリーフに転向した後、最多セーブのタイトルを獲得するまでに大成した選手は現役だけで見ても少なくない。 現在楽天(2014-)でプレーする松井裕樹は、プロ1年目の2014年は主に先発として起用されるも4勝にとどまるなど結果を残せず。しかし、翌2015年に守護神候補・ミコライオの故障離脱もありリリーフに転換されると、63試合に登板し「3勝2敗33セーブ12ホールド・防御率0.87」と守護神として大ブレークを果たした。 翌2016年以降も守護神を務めた松井は昨シーズンまでに通算「53ホールド139セーブ」をマークし、2019年には最多セーブ(38セーブ)を獲得するまでに成長。今シーズンは自らの意志もあり先発に再転向したが、11試合で「3勝3敗・防御率3.66」と思うように結果を残せず、10月1日ソフトバンク戦からは再びリリーフに戻っている。 巨人(2011-2020)、ロッテ(2020-)でプレーしている澤村拓一は、2011年から2014年までは先発だったが「31勝34敗・防御率2.76」と勝ち星が伸びず。だが、翌2015年に原辰徳監督の意向でリリーフに配置転換されると、「7勝3敗3ホールド36セーブ・防御率1.32」と活躍。翌2016年は37セーブをマークしセーブ王に輝いた。 2017年は右肩の故障により一軍登板なしに終わり、怪我から復帰しセットアッパーとなった2018年以降も精彩を欠いていた澤村。ただ、今年9月7日にトレード移籍したロッテでは、ここまで9試合に登板し「5ホールド1セーブ・防御率1.04」と輝きを取り戻しつつある。 これまでオリックス(2006-2017)、ダイヤモンドバックス(2018-2019)、マリナーズ(2020-)に所属している平野佳寿は、2006年から2009年は先発を務めるも「18勝36敗・防御率4.01」と黒星が大きく先行。だが、翌2010年に就任した岡田彰布監督の意向でリリーフに転向すると、「7勝2敗32ホールド2セーブ・防御率1.67」とセットアッパーとしてブレーク。翌2016年には43ホールドを挙げ最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。 その後平野は2012年終盤ごろから守護神を務め、2014年には40セーブをマークしセーブ王に。2017年までに通算「139ホールド156セーブ」を挙げ、翌2018年からはMLBに活躍の場を移している。 この3名のようにタイトル獲得までいけば、リリーフ転向は大成功といえる藤浪。もちろん、どこまで成績を残せるかは本格転向しないことには分からないが、好成績が期待できそうな共通点もある。 まず共通点として挙げられるのは球速。今回取り上げた3名は松井が最速154キロ、澤村が最速158キロ、平野が最速156キロを誇っているが、藤浪の最速は160キロとこの3名を上回る。10月1日中日戦ではその160キロを5球もマークしているため、球速面は申し分ないといえそうだ。 また、下方向に落ちる球種に強みを持つ点も共通点といえる。松井はスライダー、澤村、平野はフォークを武器に結果を残しているが、藤浪も140キロ前後のフォークを持ち球としている。現在はストレート、カットボールが投球比率の8割以上を占めているが、フォークの配分が増えてくればまた一味違った投球が見られそうだ。 数年にわたって不振が続く中、それでも復活を願うファンの声がやむことはなかった藤浪。リリーフとして躍動している姿を間近で見ている矢野燿大監督は、果たして今後どのような決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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