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JCダート(GI 東京ダ2100m 24日) ヴァーミリアン 追い切りは地味も気配は上々

 前走のJBCクラシックは2着以下に0秒7差をつける圧巻のV。3月のドバイWC(4着)以来とは思えない強烈なパフォーマンスで他馬を圧倒したのが、ヴァーミリアンだ。
 「本当ならひと叩きしてレースを使いたかった。それが馬インフルエンザの影響でぶっつけに。でも、あの強さ。馬が一段と成長した証拠だね」
 久保助手は5歳秋に入ってからの充実ぶりに目を細める。1週前の日曜(18日)には坂路で楽に800m54秒9(馬なり)をマーク。前哨戦ともいえるJBCを叩いて仕上がりは100%、完ぺきだ。
 「ケイコでも走る気満々で、抑えるのに苦労するほど。絶好調といえる状態にある」

 昨年のJCダートでは4着に敗退。しかし、当時は6カ月ぶりの実戦で「中身がまったくできていなかった」。それに比べると、今年は陣営も納得のいく仕上がりで挑む。
 「コースも右、左を問わないタイプ。それに万全の状態で出走できるのは何より。前走があの圧勝だから、もちろん、ここでも楽しみ」。
 世界制覇へ…日本の総大将がやる気だ。

 【最終追いVTR】坂路での単走追いだが、ケイコ自体の動きは相変わらず地味だ。鞍上が目いっぱいに追ったゴール前でもラスト1F13秒6が精いっぱい…ただし毛づやはピカピカで気合乗りも抜群。攻め馬以上に気配はいい。

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