嗣永は、2004年につんく♂がプロデュースを手掛けたBerryz工房のメンバーとしてデビュー。2015年にBerryz工房が無期限活動休止となった後は、プレイングマネージャーとしてカントリー・ガールズ(カントリー娘。から改称)に参加している。
ラストライブが行われる6月30日は嗣永がハロー!プロジェクト・キッズ オーディションに合格し、アイドルになって丁度15年という節目の日。2012年の教育実習の経験を経て、小学校と幼稚園の教員免許を取得しているももちは、以前から興味のあった教育の分野に進む。
「許してにゃん」の決めセリフや「ももち結び」と呼ばれるツインテールなど、ぶりっ子キャラで知られている嗣永は、2009年から2014年まで文化放送で『Berryz工房 嗣永桃子のぷりぷりプリンセス』というレギュラー番組を持っていた。その番組が、芸能界を引退する卒業前夜となる6月29日(木)に特別編成を組んで3年ぶりにオンエアされる。
先日、最後のラジオ番組『嗣永桃子のぷりぷりプリンセス〜ももちフォーエバー〜』の収録が文化放送のスタジオで行われ、嗣永はこれまでの芸能生活を振り返りながら、卒業を目前に控えた現在の心境を語った。
収録の冒頭で「ラジオでの初めてのレギュラーが文化放送さん。2004年4月で、まだ12歳、中学1年生になったばかりでした。よく出演させようと思いましたよね。公共の電波を通じて『給食で何を食べた』とか『宿題が大変だった』とか喋っていたわけですから(笑)」と語るなど、デビュー当時の思い出を振り返った。また、「25年生きてきた中の10年が文化放送。人生の4割が文化放送、すごいですね」とコメント。
番組では「ももちはア・イ・ド・ル」「ももち!ハッピーワード工房」など、レギュラー放送時の懐かしい名物コーナーが復活。投稿者の居住地を読み上げる際に必ずつけていた「アイドル王国」という枕詞や、「ラジオネーム」のことを「ぷりプリネーム」と呼ぶパターンも当時のまま。「アイドル王国神奈川県●●市のぷりプリネーム●●さん」といった感じで、コーナーは進められた。
また、「最近、好きなアーティストさんのライブが大阪であって、その公演を観るために初めて“遠征”したんですよ。初めて新幹線の切符を一人で買うという体験をしたり、想像以上に大変だったんですけど、想像以上に楽しかったんです。『私のライブでもファンのみなさんはこういう思いをしながら会いに来てくれたんだな』と。そういうことが最後のライブの前に分かってよかったですし、『遠くからはるばる来てよかったな』と思ってもらえるようなライブにしたいです」と、ラストライブに向けた思いを語った。
番組の終盤には、嗣永が卒業にあたってのメッセージをファンに向けて語るという場面も。
最後のラジオ放送となる同番組。どんなメッセージが語られるのかオンエアに注目したい。