search
とじる
トップ > レジャー > 安田記念 穴馬はコレだ! 遅れてきた大物オーシャンエイプスがGI制覇に躍起

安田記念 穴馬はコレだ! 遅れてきた大物オーシャンエイプスがGI制覇に躍起

 スズカフェニックスやウオッカに外国馬と役者がそろった「第58回安田記念」。実績の乏しい馬は苦戦が予想されがちだが、ちょっと待った!ここに一頭、今後、これらの馬を一気に追い越すポテンシャルを秘めた“秘宝”を発見した。オーシャンエイプス。デビュー戦で衝撃的な強さを見せ、ディープインパクトの再来かとまで評された逸材だが、体質の弱さで出世が遅れていた。しかし、ここにきて目を見張る上昇度。頂点を極め、王道を突き進む可能性は十分だ。

 GIレースの直前ともなると、そのレースに管理馬を送り出す当事者からはなかなか本音が聞こえてこない。勝ち負けの判断を下すには、まったく関係ない陣営を当たるのもひとつの手だ。
 「あの馬にやられるかもしれへんで」。水分をたっぷり含んだウッドチップに脚を取られつつ、メタボ特捜班が栗東坂路のコース脇の小道を歩いていると、そんな声がやたらと聞こえてきた。あの馬とはズバリ!オーシャンエイプスだ。
 目の肥えたプロたちをうならせるその動き。デビュー前からケイコ駆けすることでは一目置かれていたが、最近、さらにその動きに磨きがかかってきたのだ。実質的な追い切りとなった1週前の栗東坂路。エイプスは800m51秒1という好タイムをあっさり叩き出した。見ていた者だけではない。美浦から駆けつけて騎乗した吉田豊騎手が「すごいですね」と仰天した豪快デモだった。
 「ウチの厩舎でわざわざ(美浦の)ジョッキーに乗りにきてもらうのは珍しいこと。反応が良すぎる馬で、そのあたりは強みでも弱点でもある。感触を確かめてほしかったんです」と古川助手。ただ使うだけではない。勝つという意気込みがこんなところからも伝わってくる。
 デビュー戦の衝撃的な勝ちっぷりからディープインパクトの再来と評されたほど。昨年のきさらぎ賞では菊花賞馬のアサクサキングスを抑えて1番人気に支持されたが、3歳春はソエなどの体質の弱さから泣かず飛ばずが続いた。
 “潮流”が変わったのは休養明けの昨年9月から。6戦4勝とすさまじい勢いを保っている。
 とくに前走のオーストラリアTは上がり3F33秒4の切れ味を発揮した。「前走の内容ならGIでも通用するはずだし、最近は精神面でも大人になってきっちり力を出せるようになってきた」
 幻に終わりかけたGIの夢。しかし、ようやくここまできた。「やっと念願の舞台に立てる。相手は強くなるけど、ペースが速くなる分、折り合い面とかレースはしやすいはず」と古川助手は色気たっぷりに締めくくった。一気に頂点を極める可能性も十分だ。

関連記事


レジャー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

レジャー→

もっと見る→

注目タグ