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「渋井哲也の気ままに朝帰り」年末気分を冷めさせるのは、ボーイの質の悪さ?

 年末年始は、キャバ嬢からの営業メールが多いのですが、現在、私が最も気に入っている嬢(20)からはなかなか来ません。営業メールをしなくても、人気があるだろうから、積極的にしなくてもいいのでしょう。

 ところが12月20日ごろなって、ようやくその嬢からメールが来ました。いつもは週2〜3日なのに、今週はほぼ毎日出勤しているようです。でも、年末年始はやや忙しく、忘年会も重なっているのです。そのため、忘年会の合間に行くことにしました。

 思ったよりもお客さんが少なく、出勤しているキャバ嬢たちも少ない気がする。

 「そんなに混んでないのね?」

 「そう? たしかに、いつもよりも少ないかもしれない」

 もうひとつ気がついたことがある。キャバ嬢たちが疲れている気がしたのだ。もちろん、私がこの日、入店したのは午前0時近くだ。そのため、単純に疲れが出てくる時間帯ではある。飲み過ぎていればなおさらだ。

 「なんか、女の子たちが疲れてる?」

 「え? そう見える?」

 「ノリが悪いというか、表情が疲れているというか」

 「先週がピークだったんだ。お客さんの話を聞くと、会社の忘年会とかが集中していたみたいだし」

 なるほど。12月は2週目が会社の忘年会がピークを迎えるのか。たしかに、友人・知人たちの会社の忘年会も2週目が多かったような気がします。その帰りに、キャバクラに来るとなると、3次会くらいで、女子社員が帰宅してしまってから、という流れなのでしょうか。

 3週目が混んでいないは、もう一つあるようです。クリスマス前のために、それまでに仕事を終わらせようとしているのだ、とか。タイムスケジュール通りに、ある程度できるような仕事はそれができるのでしょうね。私のようなマスコミ関係、特に報道関係は、スケジュールなんて、あってないようなものです。いつ、どんなことが起きるのかはわからないですからね。

 なにはともあれ、このお気に入りの嬢に会いにくるのは数か月ぶりだったので、“再会”を楽しむことにした。ただ相変わらず、人気のようで、入店時間を独占することができない。指名がかぶっているために、他の客との時間の分け合いになる。

 いつも思うことだが、この店は、客の付け回し(キャバクラ嬢がどの客の接客に回るのかを判断する店員)の判断が悪い。なかなかキャバ嬢が席に着かないこともあるのですが、この日も、指名嬢が他の客に席に向かってから10分間、どのキャバ嬢も私に接客しない。マイナス営業(客の数よりもキャバクラ嬢のほうが少ない状態)でもない。

 なかなか来ないので、私はiPhoneアプリのゲームをしながら、「暇アピール」をしてみたが、それでも気がついてくれない。仕方がないので、飲み物を頼んで、そのときに来たボーイさんに指摘してみた。こういうボーイさんたちの振る舞いは、客を醒めさせますよね。忙しいのは分からないではないですが、何度も重なると、ボーイさんの仕事の質を疑ってしまいます。

 ボーイさんと言えば、別の店でも、「質の悪さ」を疑ってしまうことがありました。知り合いのボーイがいる店に、久しぶりに行った時のことです。初めて料金扱いにしてくれたのですが、問題は、付け回しでした。

 90分間いて、3人のキャバクラ嬢が接客をしてくれましたが、すべて新人だったのです。それも、会話がほとんどできないのです。いくら「育て好き」の私でも、3人連続で新人の接客は疲れてしまいます。キャバクラは癒しの場でもありますが、これででは私が「癒される」場ではなくなってしまいます。

 せっかく、癒される嬢がいたとしても、これではお店へのイメージが悪くなります。店としても、リピーターを逃すので、マイナス効果ではないか? と思ってしまうほどです。うがった見方をすれば、「どうせ、その日のノルマをこなせばいいだけでしょ?」と思ってしまいます。

 そう思わせたら、店の負けなのかもしれませんが、歌舞伎町なんて、「その日しか遊ばない客」はたくさんいます。「店に入れたもの勝ち」の面が強いのはたしかですが、そうした「マイナス効果」の付け回しをしていると、キャバクラの質の低下を招いてしまいます。よいキャバクラ嬢を育て、それを活かすためにも、付け回しの役割は重要です。

<プロフィール>
渋井哲也(しぶい てつや)フリーライター。ノンフィクション作家。栃木県生まれ。若者の生きづらさ(自殺、自傷、依存など)をテーマに取材するほか、ケータイ・ネット利用、教育、サブカルチャー、性、風俗、キャバクラなどに関心を持つ。近刊に「実録・闇サイト事件簿」(幻冬舎新書)や「解決!学校クレーム “理不尽”保護者の実態と対応実践」(河出書房新社)。他に、「明日、自殺しませんか 男女7人ネット心中」(幻冬舎文庫)、「ウェブ恋愛」(ちくま新書)、「学校裏サイト」(晋遊舎新書)など。

【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/

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